募集停止・廃校となる大学は何が敗因か~16校の立地・データから分析した・前編
2000年以降、募集停止となった私立・4年制大学について、「敗因」を解説した記事。
募集停止には、少子化も影響していますが、大学数はむしろ増えており、それだけが「敗因」ではないそうです。
「そもそも、少子化が理由で大学が募集停止になるなら、大学数はもっと少なくなっています。
1991年に18歳人口は204.4万人、大学数は514校でした。2022年には18歳人口は112.2万人。
もしも、少子化が理由で大学が募集停止となるのであれば、1991年の514校から半減していないとおかしいはず。
実際には、比例して減少するどころか、増加しています。2022年、大学数は807校でした。少子化とは逆比例して増えているのです。
しかも、2000年以降、募集停止となった私立・4年制大学はわずか16校です。」
16校のリストがまず示されています。個人的に聴きなじみがあるのは「LEC大学」ですが、ここは株式会社立大学ということで、批判のターゲットになったという面もあるのでしょう。大学は募集停止になりましたが、大学院としては存続しています。