連結子会社で従業員による不適切取引が判明したという、OSJBホールディングス(東証1部上場)のプレスリリース。
「当社連結子会社であるオリエンタル白石株式会社の複数事業所の従業員が、複数年に亘り協力会社に対して外注費の水増し発注を繰り返し、キックバックを受け取り従業員の飲食費として費消するなどした疑いがあることが判明しました。
また、一部の事業所において、協力会社に対して架空発注を行い費用をプールさせたうえで、他の業務の原価に付け替えていた疑いがあることも判明いたしました。」
前半はよくありそうな不正です。
後半は、工事間の原価の付け替えですが、社内の帳簿上だけでやるのではなく、おそらく、下請け業者に不正な請求をさせて、証憑のつじつまが合うようにしていたというのが、より悪質といえるのかもしれません。
影響額については、「現時点で判明している不適切な取引に係る不正金額は約2億円、当社の最終損益に与える影響としては約 1.5 億円の損失」とのことです。
第2四半期報告書については、提出期限の延長を申請するようです。
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