当サイトでも以前取り上げた、キャバクラ勤めの女性にみつぐために勤務先から約5億円をだまし取ったという事件の刑事裁判の記事。被告人質問が行われたようです。
「被告は02年、東京・亀有のキャバクラで女性と知り合い、ドライブなどに行く仲になった。03年、女性に「胃がんになり入通院費がかかる」と言われ、最初に30万円を振り込んだ。間もなく「面会謝絶」を理由に会う機会はほぼなくなったが、メールで振り込み要求は続き、額も数百万単位に。被告が不審を抱くと女性からは「自殺する」などと返信があり、結局、被告は会社からの着服と女性への振り込みを重ねた。
だが、入通院の事実はなく、女性は遊興費に流用。弁護側の質問に「(病気を治して)元気になってほしかった。だまされたという思いで怒りもあるが、責任転嫁するつもりはない」と答えた。」
「起訴状によると、被告は05~10年、インターネット上で会社の口座を操作し、自分の口座に計約5億円を送金したとされる。時効分を含めた着服額は6億円を超え、うち約5億9000万円を女性に振り込んでいたという。」
横領額も大きく、不正の期間も長期間です。被告が一番悪いのはたしかですが、従業員を犯罪者にしないためにも、最低限の内部統制は必要だと思われます。
キャバクラ女性に貢ぐため5億円詐取 「好きだった」(朝日)
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