明治機械(東証2部)のプレスリリース。
株主である日本コンベヤ株式会社から要求されていた、会計処理などに関する調査について、報告書を受領したとのことです。
調査項目は...
「当社は、2022 年 1 月 20 日付「独立調査委員会の設置に関するお知らせ」にて公表いたしましたとおり、当社株主である日本コンベヤ株式会社(以下「提案株主」といいます。)により提案を受けました「会社法 316 条 2 項に定める当社の業務及び財産の状況を調査する者の選任の件」の招集理由を鑑み、同日付で当社と利害関係を有しない外部の専門家から構成される独立調査委員会を設置し、以下の事項について調査を委ねておりました。
1. 当社の 2021 年 3 月期における決算において 941 百万円の工事損失引当金繰入額、工事遅延損害金、貸倒引当金繰入額及び棚卸資産評価損を計上した経緯
2. 当社の 2020 年 3 月期及び 2021 年 3 月期における決算の適正性
3. これらに関連して独立調査委員会が必要と認める一切の事項」
調査委員会の結論は...
「【独立調査委員会による調査結果】
1 「明治機械の 2021 年 3 月期における明治機械決算において 941 百万円の工事損失引当金繰入額、工事遅延損害金、貸倒引当金繰入額及び棚卸資産評価損を計上した経緯」について、問題となる点は見受けられなかった。
2 明治機械の 2020 年 3 月期及び 2021 年 3 月期決算書は、本調査対象に関して、問題となる点は見受けられなかった。」
なお、該当する決算期の監査人は、解散してしまった監査法人元和とのことです。
詳しい事情はわかりませんが、株主が問題にしているのは、おもに見積り項目であり、いやなところを攻めてくるなあという印象です。
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