ジャスダック上場のAKIBA ホールディングスは、子会社における不正問題を調査する第三者委員会の設置、2017年3月期決算発表の再延期、定時株主総会の延期を発表しました。
「当社は、平成 29 年5月 11 日付「当社元取締役による不正行為に関するお知らせ並びに平成 29 年3月期決算発表の延期に関するお知らせ」にてお知らせいたしましたとおり、当社の連結子会社でありますiconic storage 株式会社(以下「ico 社」といいます。)において、当社元取締役による不正行為(以下「本件」といいます。)が行われていたことが発覚したため、社内調査を進めてまいりました。その結果、現時点までの調査により、ico 社における各種取引について不正がないか網羅的に確認するとともに、本件にかかる事実関係を客観的かつ正確に把握する必要があるものと認め、外部の第三者による調査を行うべきであると判断し、本日開催の当社臨時取締役会において、当社と利害関係を有しない外部の専門家から構成される第三者委員会の設置を決議いたしました...」
6月中の決算発表と有価証券報告書の提出に向けて、全力で取り組むとのことです。
不正疑惑の内容は...
「平成 29 年5月 11 日付「当社元取締役による不正行為に関するお知らせ並びに平成 29 年3月期決算発表の延期に関するお知らせ」におきまして、架空の売上高約 28 百万円、架空の原価約 27百万円、架空請求に係る資金流出約 50 百万円とお知らせしており、現時点におきましては、上記金額の変更はございませんが、今後の調査によっては変動する可能性がございます。
また、今回の調査結果を受けて、ico 社ののれんの評価を見直し、大幅な修正が必要であると判断した時は、当社の連結業績に影響することがあります。」
金額的には、ものすごく大きいというほどではありませんが(ただし純資産が10億円程度の会社なのでそれなりに大きな金額)、取締役が関与しているということで、質的には重要なのでしょう。のれんへの影響も気になるところです。
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