日本振興銀行の検査妨害事件で、前会長木村剛氏ら計5人が銀行法違反の疑いで逮捕されたという記事。
「木村前会長は日銀OB。経営コンサルタントとして独立し、当時の金融行政批判で脚光を浴びた。小泉政権時代、竹中平蔵金融担当相が、不良債権処理を加速する目的で特別のプロジェクトチームを発足させると、有識者のメンバーに選ばれ、竹中氏の指示のもと「金融再生プログラム」の策定に取り組んだ。金融庁の顧問も務め、03年には顧問の辞任とほぼ同時に振興銀設立を主導。04年の開業後は同行の社外取締役や社長、会長など要職を歴任した。」
木村氏は会計士ではありませんが、たしか監査法人系のコンサルティング会社の経営者だったはずです。以前の会計士協会の会長が、竹中大臣に不良債権処理で協力したにもかかわらず(協力したから?)、所属する監査法人が業務停止処分を受けてしまったという例もあります。
会計士や監査法人は、あまり政治に近づきすぎると、よくないのでしょう。
振興銀のビジネスモデルは「絵に描いたもち」?(産経より)
「・・・金融界には「(木村容疑者を)政策立案の中枢に据えたことを金融庁はどう考えているのか。総括すべきだ」(別の大手銀行幹部)との声も出ている。」
振興銀:金融のプロ挫折 「3年後黒字」に縛られ(毎日より)
振興銀:「経営計画は机上の空論」 木村前会長語録(毎日より)
検査妨害の重大さ説いた元金融庁顧問 木村前会長逮捕(朝日より)
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