「パワーストーン」仕入れ装い、消費税7・5億円不正還付申告…指南役の男ら告発
消費税の不正還付を受けようとした6つの会社とそれらの代表者6人、それに指南役の男1人が、消費税法違反容疑で国税局から告発されたという記事。
「関係者によると、指南役として告発されたのは、コンサルティング会社「スマイルファクトリー」(東京都千代田区)の×××代表(36)(墨田区)。
×代表は2021年頃、東京、千葉、埼玉、茨城4都県の会社の代表になっている知人6人に対し、アクセサリーなどに用いられる「パワーストーン」を仕入れたことにして消費税の還付を受ける手法を指南したとされる。
6人は、×代表を通じて1億円分以上のパワーストーンを仕入れたとする会社名義の還付申告書をそれぞれ作成し、税務署に提出して消費税の還付を不正に申告した疑いがある。」
「6社の還付申告額は計約7億5000万円に上った。税務署は、高額の仕入れに対して売り上げがほとんど計上されていなかったことなどから不審な申告に気づき、還付を留保して調査を開始。6社がいずれも×代表から還付申告の手口を指南されていたことが判明した。」
税務調査から守ってくれるパワーはなかったようです。
消費税不正還付の「未遂罪」が、2011年度の税制改正で創設されたそうですが...
「不正な還付申告は今も後を絶たず、昨年6月までの1年間に全国の法人に対して行われた税務調査では791件の不正申告が見つかり、法人への追徴税額は前年比約3倍の111億円に上った。」