みずほフィナンシャルグループ系列の証券準大手「みずほ証券」と「新光証券」が08年1月をめどに合併するという記事。
新光証券・みずほ証券の合併に関する基本合意について(PDFファイル)
記事やこのプレスリリースによると、法律上の存続会社は新光証券となるようです。しかし、合併後の各会社株主の持分比率などから判断すると財務会計上はみずほ証券(最終的な親会社はみずほFG)が取得会社になりそうです。
つまり、いわゆる逆取得(逆さ合併)です。企業結合会計基準では「取得企業が法律上存続する会社(存続会社)と異なる場合、存続会社の個別財務諸表では、持分プーリング法に準じた処理方法を適用する」とされており、連結と個別でねじれ現象が生じることになります。今まで上場会社で企業結合会計基準による逆取得の例があるのかどうかは知りませんが、非常にめずらしく、また面倒でわかりにくい会計処理となりそうです。
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