会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

着服金で大量ブランド品、園長室に鍵かけ保管(読売より)

着服金で大量ブランド品、園長室に鍵かけ保管

私立保育園の60歳代前半の女性元園長が在職中、少なくとも4900万円の運営費を着服していたという記事。

不正の手口などについて書いてある部分。

「流用の手口は、大半が領収証の改ざんだ。例えば、保育用品などを購入した額面「5万5000円」の領収証に、「5」という数字を書き足して「55万5000円」に変え、50万円を作り出す方法だった。

園の規則では、決裁権者が園長で、会計責任者と出納職員を別に置くことになっているが、元園長は実質的にすべてを兼務し、通帳や印鑑も管理。領収証に書き加えられた数字は、理由は不明だが、「5」と「6」が多く、改ざんのほか、私的物品の購入時に園宛ての領収証を書かせていたこともわかったという。

元園長は1979年から保育士として勤務。園長になった2年後の06年頃から「衝動的に買い物がしたくなる気持ちを止められなかった」と説明。「園長室を自分の部屋代わりにしていた」とも言い、保育士らとは別室で会っていた。」

この元園長が悪いのはたしかですが、いくら小さな組織といっても、最低限の内部統制は整備して、犯罪者を出さないようにすべきなのでは。
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