〈異常事態〉損害保険大手4社に業務改善命令で「1年余りで3度の行政処分」、金融庁に出直しを誓った後も「情報漏洩」を続けていた
損害保険大手4社への行政処分を取り上げた記事。
「損害保険業界に対する金融庁の憤りが、随所ににじみ出ているような行政処分だった。
顧客情報などの漏洩問題をめぐって、金融庁は3月24日、東京海上日動火災保険、損害保険ジャパン、三井住友海上火災保険、あいおいニッセイ同和損害保険の4社に対して保険業法に基づく業務改善命令を出した。
処分の公表資料には、損保による意図的な情報漏洩行為の真因として、「保険商品およびサービスによる健全な競争環境の実現を目指さず、コンプライアンスおよび顧客保護を軽視する企業文化が存在していた」などと、厳しい文言が至るところに並ぶ。」
損保会社と金融庁の関係は相当険悪になっているようです。
大手損害保険4社に業務改善命令 金融相 抜本的改善求める考え(NHK)
「加藤金融担当大臣は25日の閣議のあとの会見で「4社すべてにおいて個人情報保護法や不正競争防止法の趣旨に照らし不適切な行為などが多数行われた。法令順守や顧客情報の管理の体制整備が不十分であること、経営の管理体制を強化する必要があることが認められたことは大変遺憾だ」と述べました。
そのうえで加藤大臣は、業務改善命令で指摘した問題点を踏まえて法令順守の体制などの抜本的な改善を図るよう、各社に強く求めていく考えを強調しました。」
損害保険会社4社に対する行政処分について(金融庁)