大分市のコンサルタント会社が、東京国税局の査察を受け、大手ゼネコン「鹿島」からの裏金や仲介手数料約30億円を申告していないことがわかったという記事。
「 関係者によると、大賀社長は、用地造成と2工場建設を鹿島が受注できるよう営業。受注額の約3%を「仲介手数料」として受け取る契約を結んだ。(中略)
大賀社長の仲介による鹿島の受注額は、500億円を超えるとみられ、大賀社長側は仲介手数料のほか、鹿島から架空の下請け工事代金や、鹿島が別の下請け業者に水増し発注して作った裏金を受領していた疑いがある。鹿島はこうした不正な資金を巡って、追徴課税されたとみられる。大賀社長が受け取った金は計数十億円に及ぶとみられ、家族名義などで約30億円分の株などが見つかっているという。
大賀社長は、実兄が御手洗会長と高校の同級生で、自らも同窓であることなどから、親しい関係にあるという。」
民間企業の工事なので、ゼネコンから支払われたのが正当な手数料であれば、問題はない(脱税は受け取った側の責任)と思いますが、「架空の下請け工事代金」や「別の下請け業者に水増し発注」があったとすれば、支払側にとっても不正でしょう。
脱税疑惑:業者が「大光参り」 広い人脈に県も一目
この記事によると、元熊本国税局長がこのコンサル会社の関連会社の監査役になっていたそうです。
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