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会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

第36回 基準諮問会議議事概要(財務会計基準機構)

第36回 基準諮問会議議事概要

7月23日に開催された基準諮問会議の会議資料、議事要旨などです。

審議事項は「テーマ提言について」と「企業会計基準委員会の最近の活動状況について」です。

「テーマ提言について」では、前回までの基準諮問会議において市場関係者より提案されたもので、現在検討中のテーマはない旨が説明され、また、新規テーマ提案は行われませんでした。

ただし、会計士協会から「インセンティブ報酬の会計処理に関する研究報告」の説明がなされ、意見交換が行われたようです。「法務省から正式にテーマ提案があった場合、積極的に検討を進めていただきたい」、「法務省からの提案に基づく会計処理の検討を行うことは当然であるが、実務上はより包括的な会計処理に関する基準を整備することが望まれている」といった意見があり、法務省より提言があれば、検討するということになったようです。

「企業会計基準委員会の最近の活動状況について」では、以下のような意見が出されています(気になったものを抜粋)。

「中期運営方針の中で修正国際会計基準の位置づけを整理するべきと考える。適用企業がない中で、意見発信の活動の一環と位置付けるなど、基準の維持のために必要なリソースも考慮して、整理することが望ましい。」

「(リース会計について)日本基準についてもできるだけ早く開発を行うことが望ましいと考える。」

金利指標改革に関する会計上の問題について、IASB、FASB ともに検討が進められており、国際的な状況も踏まえて、適時に検討していただきたい。」

金融商品の会計基準について、金融機関においては、減損の論点は重要であるため、速やかに検討いただきたい。加えて、金利指標改革に関する会計上の問題についても、金融機関における関心は高く、計画通り基準開発の要否を含めて検討いただきたい。」

中期運営方針については、8月9日の会議で審議されたようです。近日中に公表されるのでしょう。

基準諮問会議の役割については...

企業会計基準等ができるまで(財務会計基準機構)
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