商工ローン大手「SFCG」(旧商工ファンド)の資産流出問題で、東京地裁が破産管財人の申し立てに対し、元社長個人への損害賠償請求権を認める決定をしたという記事。元社長による損害額は約717億円と査定されています。
「決定は2日付で、SFCGが昨年9月以降、大島氏の親族が社長を務める関連会社などへ株や債権を譲渡した行為は、対価がなく無償だったと認定した。」
「・・・地裁は「SFCGがすでに支払い不能の状態にあると知りながら、会社の財産を減少させたと評価せざるを得ない」とし、社長だった大島氏について「取締役としての注意義務違反ないし忠実義務違反があることは明らか」と指摘。一連の違反で約717億1583万円の損害が生じたと結論づけた。」
2009年3月期はJ-SOX初年度だったわけですが、こうした大胆な不正には、内部統制は全く役に立たなかったことになります。
SFCG元社長の破産決定、資産の把握へ前進 東京地裁
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