デロイト トーマツ、ESGデータと企業価値の相関分析モデルを開発、非財務情報を起点とした経営管理を支援
監査法人トーマツが、「企業が非財務情報の企業価値への影響を定量的に分析し、経営管理に活用するためのアドバイザリーサービス」を開始するというプレスリリース。
あたらしいモデルを開発したそうです。
「トーマツは企業が開示する個々の非財務指標データ(Greenhouse Gas 、以下GHG排出量、排水量、女性管理職比率、取締役報酬上限値など)と企業価値(Price Book-value Ratio、以下PBR)との関係性を定量的に検証する相関分析モデルを開発しました。」
「トーマツでは、PBRとの相関関係が見出しやすい企業財務や市場に関する指標も加味した分析を行うことにより、PBRに対して有意に貢献するESGデータを定量的に導出することが可能としました...。なお、分析にあたり、財務要素の説明変数をベースとしながらも、説明困難な範囲については、非財務活動の効果として取り入れています。」
このモデルを使って、企業にどういうサービスを提供するのかというところは、よく理解できませんでした。
日経でも取り上げています。
デロイト、ESG情報の優先度助言 企業価値との相関分析(日経)(記事冒頭のみ)
「デロイトトーマツグループはどのESG(環境・社会・企業統治)情報が企業価値と相関が強いかを定量的に分析するサービスを始める。主に上場企業向けに提供する。財務情報なども分析に組み込み、重要なESG項目を数多く特定できるようにした。企業は自社のESGの活動方針の優先順位付けや説得力のある情報開示などに生かせるという。」