金曜日の恒例となっているデロイトトーマツの新型コロナ感染者発表です。
先週は6人でしたが、今週は3人にまで減りました。
「当グループのデロイト トーマツ税理士法人に所属するメンバー(1名)、有限責任監査法人トーマツに所属するメンバー(1名)、デロイト トーマツ コンサルティング合同会社に所属するメンバー(1名)がそれぞれ9月3日、8日、9日に、新型コロナウイルスへの感染検査で「陽性」であることが判明しました。」
デロイトに限らず、このまま減ってくれるとよいのですが...
以下、新型コロナ関連報道。
河野太郎大臣が明かした 日本でワクチン接種スタートが遅れた理由(スポニチ)
「日本でワクチン接種のスタートが遅れた理由については「昨年7月にファイザーが国際的な治験をやると言った時に、欧米と比べて、当時は感染者数が2桁少ないから、日本で治験をやっても時間がかかるだけで意味がないということで外されたんです。その時にファイザーは、アメリカに住んでいる日本人を集めて国際治験の中に入れてくれていた。日本からアメリカに行っている駐在員の方や、留学生の方やら日本人を百何十人集めて国際治験の中でやって、“日本人も取ったデータがあるよ”ということだった」と明かした。
しかし「厚生労働省が“アメリカと日本では食べ物なども違うから、それはダメだ”と言って」と治験データが不十分とみなされたとし「再度、10月に日本で160人の治験をやった。それでスタートが遅れた。平時ならそういうことがあってもいいのかなとは思うが、有事の時にリスクとベネフィットを評価して、どう判断するのかはやらなきゃいけないと思うし、国民の皆さまにも、そういうことをご理解いただくということが大事なのかなと思う」とした。」
ファイザーがせっかく日本に配慮してくれたのに、厚生労働省が邪魔をしたために、ワクチン接種が遅れてしまったということでしょうか。
とはいえ、ワクチンも万能ではないようです。
ワクチンでコロナ収束は困難か WHOが疑念高める(AFP)
「世界保健機関(WHO)欧州地域事務局のハンス・クルーゲ(Hans Kluge)事務局長は10日、新型コロナウイルスの集団免疫獲得への望みが新たな変異株の出現により薄まりつつあることから、ワクチンの普及によって同ウイルスのパンデミック(世界的な大流行)が収束するとの見通しに対し悲観的な見方を示した。」
「クルーゲ氏は5月、「パンデミックはワクチン接種率が最低70%に到達すれば終わる」と発言していた。この数値を現在も目標としているのか、それとも目標の引き上げが必要になるのかというAFPの質問に対しクルーゲ氏は、感染力の強い「デルタ株」などの新たな変異株の出現により状況が変わったことを認めた。」
日本の研究でも...
「接種後でもコロナ前に戻れないかも」専門家の予測(テレ朝)
「古瀬特定准教授が政府の分科会で出したシミュレーションでは、仮に、新型コロナの死者数を、季節性インフルエンザと同じ程度の年間1万人にするには、ワクチン接種率を60代以上で90%、20代以上で75〜80%と、ほとんどの人が打っている状況で、さらに、接触機会を40%減らす生活を続けることが必要だとしています。」
(テレ朝より)
このグラフでこわいのは、ワクチンを打ちまくっても、接触機会を減らさなければ、今後10万人超の死者が出るという結果になっていることです(死者数の目盛りは対数目盛であり、1万人の次は10万人、その次は100万人です)。
政府に提出されたシミュレーションですから、いい加減な予測ではないはずですが...
同じ研究の記事。
「インフル並み死者数」可能な接種率は? 20~30代の接種率「75%」で“緊急事態のない生活”も 最新シミュレーションの中身(Yahoo)(日テレ配信)
「最新シミュレーションでは、年間の死者数をインフルエンザと同水準にするには、現実的な接種率を考慮すると20~30代の60%が接種し、接触機会を5割減らす必要があることが分かりました。」
(Yahooより)
接種率が低い方(低いといっても60~85%もあります)だと、接触機会を減らさないと、30万人ぐらいは死亡すると読み取れます。
【独自】コロナ病床30~50%に空き、尾身茂氏が理事長の公的病院 132億円の補助金「ぼったくり」(AERA)
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