会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

当社子会社元取締役の不正行為に関する調査委員会設置のお知らせ(イー・ガーディアン)

当社子会社元取締役の不正行為に関する調査委員会設置のお知らせ

イー・ガーディアン(東証1部)のプレスリリース。

グレスアベイルという連結子会社で取締役(解任済み)による不正が発覚したとのことです。

この子会社は、別の子会社との合併が予定されており、新体制への移行を進めていましたが...

「その過程において、元取締役と連絡が困難となり合併業務が滞る状況を受け、8月6日付で株式会社グレスアベイルの役員体制を変更し、元取締役を解任いたしました。

引き続き新体制移行を進める中、今月中旬に株式会社グレスアベイルの銀行残高及び入出金明細等を確認したところ、残高に差異があり、書類偽装の疑いが発覚いたしました。

その後、調査を進める中、株式会社グレスアベイルの元取締役が、会社の銀行口座から当該元取締役名義の口座へ振込しているとともに、その事実を隠蔽するため、書類偽装等の不正行為を行っていたことが判明いたしました。

なお、現在のところ把握している不正行為は2019年から2021年7月にわたり複数回行われており、現時点での不正金額の総額は約133百万円と推定しております。」

役員による不正から会社を守るガーディアンはいなかったようです。

調査委員会を設置して調べるそうです。現時点で2021年9月期の決算短信および有価証券報告書等のスケジュールに変更はないと述べています。

1年以上の間、不正が行われていたようですから、当然、過年度訂正の要否も検討しなければなりません。

過年度影響額の推計は...

「現時点で判明している影響額は、2020年9月期連結業績に対し約110百万円、2021年9月期連結業績に対し約23百万円と推定しております。」
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