東証1部上場の江守グループホールディングスの中国子会社が架空売上計上を計上していた疑いがあるという記事。
「中国子会社の売掛債権の取引をめぐり、江守グループホールディングス(本社福井市、江守清隆社長)は14日、実質的に破綻した紙加工関連の企業グループ3社との一部取引で、子会社が架空の売り上げを計上した疑いが浮上したと発表した。金額規模を含め、取引経緯で社員らに不適切な行為がなかったか、問題を洗い出す。
江守グループHDは、3社への売掛金にかけた保険の受け取りを求める中で保険会社から、これら企業に違法行為が疑われると指摘されたために調査を開始。監査法人から「売り上げの実在性の疑義」を指摘された。」
中国子会社において滞留売掛金が増加していたようです。
「売掛金に関する取引経緯については、中国子会社の大口取引が急拡大する一方、滞留する売掛債権も増加している実態があり、監査法人から「一般的には不適切な取引が疑われ、子会社の社員が実態のない会社との取引に関与している可能性がある」との指摘を受けた。また、現江守グループHD取締役である中国子会社の前の総経理(社長)が、総経理時に同子会社と、自身の親族の経営と思われる会社との間で取引を行わせていた疑いが表面化。この取引は社内規則違反の疑いがあり、売り上げの架空計上疑いとの関連も含めて調査を進める。」
(経過開示)中国子会社における追加調査に関するお知らせ(PDFファイル)
金額的なことにはふれていないので、どのくらいの規模の不正が疑われているのかはわかりません。
KPMG 上海や西村あさひ法律事務所上海事務所に調べさせるそうです。
平成 27 年3月期 第3四半期報告書の提出期限延長申請に係る承認のお知らせ(PDFファイル)
第3四半期報告書の提出期限延長が認められたそうです。
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