アイ・エックス・アイ(IXI)やメディア・リンクスの架空循環取引の背景を取り上げた記事。
外資系メーカーの営業スタイルが、極端な売上高インセンティブ制になっていること、商社系企業出身の営業マンが商社で行われている介入取引をIT業界に持ち込んだこと、などを挙げています。
また、監査人については以下のように述べています。
「外部の監査人がいながらどうして不正な伝票操作がなかなか発覚しないのか。例外もあるが、一般に監査人、すなわち会計士や税理士は「経理」はわかってもIT関係の取引内容をややこしい「IT技術」を織り交ぜて説明されると理解できない人が多い。高等学校や大学における教育で理数系と文科系などという分け方をした弊害かもしれない。担当営業マンにしてもよくわかっているわけではないが、それでもよく教育されたセールストーク程度で「ごまかされる」レベルの監査人が多いのだ。」
多分このとおりなのでしょう。もっとも、会社の方も、監査法人や証券会社のセールストークにだまされて、実力もないのに上場してしまった(上場せずに地道にやっていれば不正経理で破綻することもなかったのに)というケースが相当あるのではないでしょうか。
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