会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

うん、すごい。世界同時多発「ハイヒール革命」(日経ビジネスより)

うん、すごい。世界同時多発「ハイヒール革命」

昨年、英国PwCハイヒール事件を取り上げましたが、その事件が火種となって、政治問題にもなり、日本にも飛び火しているという記事。

「英国で“ハイヒール”が、ちょっとした話題になっている。

 「U.K. Urged to Do More Against Bosses’ Demands on Heels and Tops(邦題:ミニスカートやハイヒール着用要請する企業から女性守れ-英委員会)」との見出しで報じられた記事によれば、英国の女性と平等に関する下院委員会が、“ある調査結果”と抗議書を発表したというのだ。

 男性にとっては未知の世界。女性であれば泣いた話の一つや二つ、誰もが経験しているあの“ハイヒール”。いったいナニが起こっているのか?とアレコレ調べてみると……、これが結構、すごくて。英国のハイヒール問題が、日本にも飛び火していて。」

まず、PwCの事件について。大手会計事務所というのはPwCです。

「昨年の5月、先の記事に登場しているニコラ・ソープさん(27歳)は、ロンドンの大手会計事務所の受付係として、下請け会社に採用された。彼女の勤務時間は9時間。業務は依頼人を会議室に案内することだった。

 ニコラさんは採用初日、フラットシューズで出社したところ、「高さ5センチから10センチのハイヒールを履くように」と言われたそうだ。

 そこで「ハイヒールを履いて丸1日働くのはとても大変。この靴のままでいたい」と担当者に頼んだ。

 ところが担当者は、ハイヒールの靴を買ってくるように指示。ニコラさんは「男性でも同じように、ハイヒールを履いて9時間働いているのか?」と尋ねたところ一笑に付されたため、「平らな靴だと仕事がちゃんとできない理由を説明して欲しい」と食い下がった。

 が、会社側は理由を明確に説明せず(できず?)、ニコラさんは日給なしで帰宅を命じられた。

 頭にきたニコラさんはこれをFacebookに投稿。すると一気に拡散され、「保育園落ちたの、私だ!」ならぬ「ハイヒールをやめたいの、私だ!」と訴える女性たちが次々と現れた。

 そこでニコラさんが、「企業が女性にハイヒールを強要することを法律で禁止しよう」と政府への陳情を呼びかけたところ、続々と署名する人たちが集まり、15万2420人に達したのである。」

日本の状況も欧米メディアに批判されています。

「欧米のメディアが、日本ハイヒール協会(JHA)の活動が性差別的で、時代に逆行していると批判したのだ。

 同協会が「社会生活における自信を高め、姿勢を改善するために、実用的なフラットシューズを脱ぎ捨てて代わりにスティレット(編注:かかと部分が細く尖っているハイヒールの一種)を履くこと」を推奨していることを痛烈に糾弾。

 さらに、子育てのために退職する日本人女性の多さや保育園不足、昇進を望む日本人女性の上には“ガラスの天井”ではなく“コンクリートの天井”があると、日本の女性たちがいかに虐げられているかを紹介した。」

当サイトの関連記事(PwCハイヒール事件について)
その2(同上)
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