金融庁の「EDINET」で、テラメント社による"虚偽"の疑いのある大量保有報告書が公開され続けているという記事。
「金融商品取引法には、EDINETでの虚偽記載に関し、虚偽記載と判明すれば5年以下の懲役または500万円以下の罰金を課す罰則はあるものの、虚偽の報告書をEDINETから削除する規定はない。また、訂正報告書が提出されても、EDINETに訂正報告書は掲載されるが、虚偽の報告書もそのまま掲載され続けることとなり、閲覧者を混乱させる恐れも否定できない。」
虚偽表示のある情報が掲載され続けているのは、大量保有報告書だけではありません。有価証券報告書や半期報告書は、その後粉飾決算が発覚し訂正報告書が提出された場合であっても、訂正前のものが、監査報告書付きで、掲載されたままになっています。
大量保有報告書の提出に関する留意事項について(EDINETによる提出の義務化)
この金融庁のプレスリリースによると、大量保有報告書のEDINETによる提出が義務化されたのは昨年4月のようです。1年もたたないうちにこうした事件が起きたことになります。
最近の「企業会計」カテゴリーもっと見る
電通グループの25年12月期、3期連続最終赤字に 海外で人員削減(日経より)

会計ソフトのフリー、創業以来初の最終黒字13億円 25年6月期(日経より)

「会計基準の選択に関する基本的な考え方」の開示内容の分析について≪2025年3月決算会社まで≫(東京証券取引所)
香港高裁、華南城に清算命令-資産規模では中国恒大以降で最大(ブルームバーグより)/中国不動産大手「恒大グループ」 株式の上場廃止を発表(NHKより)
創業133年の米コダック、事業停止の危機か(CNNより)
議決権行使禁止の仮処分決定の受領及びZEDホールディングス株式会社臨時株主総会開催延期に関するお知らせ(クシム)/連結子会社における仮処分の認容決定に関するお知らせ(ネクスグループ)
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2000年
人気記事

第1回「のれんの非償却の導入及びのれん償却費計上区分の変更」に関する公聴会YouTube/概要(2025年8月12日開催)(企業会計基準委員会)
議決権行使禁止の仮処分決定の受領及びZEDホールディングス株式会社臨時株主総会開催延期に関するお知らせ(クシム)/連結子会社における仮処分の認容決定に関するお知らせ(ネクスグループ)
