坪田ラボ(東証グロース)の株主だった学校法人慶応義塾が、上場直後の株式売却を制限する「ロックアップ」に違反して全株を売却していたという記事。
「坪田ラボと慶応義塾で上場後6カ月間の売却をしないと確約していたが、慶応義塾が失念したという。主幹事のSMBC日興証券も、慶応義塾がロックアップ対象かどうかを問い合わせた際に、誤って対象外と回答していた。
坪田ラボが東証グロース市場に上場した6月23日、慶応義塾が保有する1万6000株を全株売却したという。坪田ラボによれば、「(慶応義塾は)故意の売却ではなく、制度ロックアップについて認識もれだった」という。」
日経記事でもふれていますが、モダリスという会社の大株主が「ロックアップ」に違反したという事件もありました。
「大株主の売却は株取引の需給関係に影響が大きく、片山氏は発覚後にモダリスに対して賠償金4億8588万円を支払った。慶応義塾の対応は明らかになっていない。」
「第三者割当により割り当てられた株式の譲渡に関する報告書」の提出に関するお知らせ(坪田ラボ)(PDFファイル)