日本公認会計士協会は、品質管理基準委員会研究報告第1号「審査を実施しない場合の自己点検チェックリスト」を、2014年1月14日付で公表しました。
監査基準の改訂を受けて、品質管理基準委員会報告書第1号「監査事務所における品質管理」において、幼稚園法人監査や、任意監査のうち、監査報告の対象となる財務諸表の社会的影響が小さく、かつ、監査報告の利用者が限定されている監査業務については審査を要しないとすることができるとされました。
今回公表されたチェックリストは、このような監査において審査を実施しない場合に、監査事務所において監査意見が適切に形成されていることを確認するための自己点検に用いるものです。
(協会では、このように小規模な監査について負担軽減に取り組んでいるようですが、幼稚園監査については、先日取り上げた産経の記事によると、制度自体の存続があぶないようです。)
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