会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

米SEC提出書類がEDGARシステム掲載前に漏えいしている可能性(CFOより)

Some Investors Get a Jump on SEC Filings, Study Says

株式保有状況の変動に関する米SECへの提出書類が、EDGARシステムに掲載される以前に機関投資家にもれていた例が、調査したうちの半分以上で見つかったという記事。

In more than half the cases analyzed, a Form 4 filing was available to an institutional investor before it was posted on EDGAR.

シカゴ大学とコロラド大学の研究者によると、内部者による株式保有の変動を報告するForm 4は、EDGARに送信されるのと、民間ベンダーであるNTTデータ社から約20の契約者(ほとんどが大規模な機関投資家)に配信されるのは同じタイミングということになっています。

According to researchers from the University of Chicago and the University of Colorado, Form 4 SEC filings, which document changes to stock holdings by insiders, are supposed to be transmitted to the EDGAR website at the same time they are distributed by private vendor NTT Data to “around 20” paying subscribers, most of them large institutional investors.

しかし研究によれば、内部者による取得の57%において、SEC提出書類がEDGARに表示されるより前に、少なくとも1社の有料契約者に入手可能となっていました。

But the study found that in 57% of insider purchases, the filings were available to at least one paying subscriber before they appeared on EDGAR.

早く情報にアクセスできた投資家が、EDGARに表示されてから15秒から30秒後には取引を行っていたという証拠もあるそうです。

There is also evidence that investors with early access to data are trading on their timing advantage, sometimes within 15 to 30 seconds of news being posted on EDGAR. “With the advent of high-frequency trading, trading advantages are measured in milliseconds,” the authors noted.

日本のEDINETの場合は、どういうことになっているのでしょうか。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「企業会計」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事