ソシエテ・ジェネラル銀行の不正取引事件で、トレーダーによる不正は、2005年から続いていたという記事。
この記事の関係で、21日に公表されたソシエテ・ジェネラルの2007年の財務諸表を見てみると、会計方針の箇所に非常に珍しい記述がありました。(下の画像をクリックすると大きくなります。)

ソシエテジェネラルのサイトより(2007年の財務諸表が入手できます。)
要するに、不正取引の持ち高の解消は2008年1月になってから行われたので、そこで生じた損失は2007年の決算には含まれないはずですが、銀行は、国際会計基準で認められている会計基準からの逸脱を適用して、すべて2007年の決算に取り込んだということです。
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