トヨタ自動車が発行予定の「AA型種類株式」を解説した記事。
「・・・条件の概要は以下のようなものだ。
(1)発行価格は発行価格決定日の普通株式の株価の120%以上。
(2)配当は初年度から発行価格に対して年率0.5%、1.0%、1.5%、2.0%、と上昇し、5年度目以降は2.5%。
(3)議決権付き。
(4)普通株式への1:1の転換権付き。
(5)発行価格での取得を会社に請求できる。
(6)残余財産の分配においては、一般債権者に劣後し、普通株主に優先する。
(7)譲渡に制限あり(相続とTOBへの応募を除く)。
(8)初回5000万株、3回目まで発行を予定(合計で総発行株数の5%未満)。」
今までにない種類株のようですが、今後、こういうのがはやるのでしょうか。
記事は、投資家からの観点で書かれていますが、会社の会計処理的にはどうなのでしょうか。普通株式への転換権(5年後以降)や、金銭での取得請求権(当初5年間)がつき、また、決まった率の配当を支払うことになっており、負債に近い性質を持つ種類株のようです。(トヨタは、ナンチャッテでない米国基準適用会社です。)
AA型種類株式に関するご説明資料(トヨタ自動車)(PDFファイル)
第1回AA型種類株式の発行、AA型種類株式の新設に係る定款一部変更および第1回AA型種類株式発行に応じた自己株式取得に関するお知らせ (トヨタ自動車)(PDFファイル)
AA型種類株式に関するQ&A (トヨタ自動車)(PDFファイル)
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