(「EYのメンバーファームである」)新日本監査法人は、「監査品質に関する報告書2018」を11月16日に公表しました。
「経営およびガバナンス体制、品質管理、人材育成など、監査品質を追求する取り組みを説明する」ものとのことです。
80ページほどのカラー版パンフレット(写真、図表多数)です。
「私たちはこれまで、EYのPurpose(理念)「Building a better working world」に加え、監査法人の経営理念として「信頼され、社会に貢献する監査法人」を有していましたが、これらの基本姿勢は同じであり、私たちのすべての行動の規範となるものであることから、この度、EYのPurposeに理念を統一しました。
そして、あるべき監査法人の姿を追求し、監査法人が社会の要請・期待に応える使命をより明確に表すために「グローバルな経済社会の円滑な発展に貢献する監査法人」をその日本語訳としました。」(プレスリリースより)
もともとのスローガンと比べると、少し意訳しすぎ、詰め込みすぎな感じもしますが...。
報告書自体は、以下のような内容です。

目立つページには、EYのロゴを入れるようにしているようです(特に理事長の写真のページなど)。
EY Japan全体の売上や人員数も出ています。

売上は増えているのに、人は減らしているようです。
監査クライアントの監査役などが主なターゲットの資料と思われます。金融庁や協会に対して、品質管理を一生懸命やっている感を出す目的もあるのでしょう。監査法人を知るための資料にもなります。