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オリンパス菊川前社長ら追起訴 東京地検特捜部(日経より)

オリンパス菊川前社長ら追起訴 東京地検特捜部

オリンパス粉飾決算事件で、前社長らと法人としての同社が、金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)罪などで追起訴されたという記事。今回は09年3月期から11年3月期まで粉飾が対象です。これで「オリンパスを巡る巨額粉飾事件の捜査は事実上終結」なのだそうです。

「起訴状によると、菊川前社長らは、損失穴埋めに利用した英医療機器メーカー買収に伴い架空ののれん代(買収価格と買収される企業の純資産の差額)を計上するなどの方法で、09年3月期~11年3月期の純資産を約415億~約474億円水増ししたとされる。」

オリンパス株式会社に係る虚偽有価証券報告書提出事件の告発について(2)(金融庁)

「平成20年4月1日から平成21年3月31日までの連結会計年度につき、・・・連結純資産額が約1213億2300万円であったにもかかわらず、損失を抱えた金融商品を簿外処理するとともに架空ののれん代を計上するなどの方法により、「純資産合計」欄に1687億8400万円と記載するなどした連結貸借対照表を掲載した有価証券報告書を提出」

「平成21年4月1日から平成22年3月31日までの連結会計年度につき、・・・連結純資産額が約1718億2300万円であったにもかかわらず、架空ののれん代を計上するなどの方法により、「純資産合計」欄に2168億9100万円と記載するなどした連結貸借対照表を掲載した有価証券報告書を提出」

「平成22年4月1日から平成23年3月31日までの連結会計年度につき、・・・連結会計年度における連結純資産額が約1252億3900万円であったにもかかわらず、架空ののれん代を計上するなどの方法により、「純資産合計」欄に1668億3600万円と記載するなどした連結貸借対照表を掲載した有価証券報告書を提出」

オリンパス株式会社に係る虚偽有価証券報告書提出事件の告発について(3)(同上)
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