「エクセルエイド少額短期保険」という少額保険会社が、粉飾していたことを公表したという記事。
「同社によると、不正があったのは医療費などを支払うタイプの少額保険。13年9月~14年1月、最大で加入者約110件、約1150万円の保険金を、支払いの担当者だった社員が負担。決算上では支払いがなかったことにして、業績を実際よりもよく見せかけていた。負担した社員は、当時の社長(現会長)から指示されたと説明しているが、会長は自らの関与を否定しているという。」
粉飾決算もさることながら、社員に自腹を切らせていたことも大問題です。
内部統制的には、保険金の請求が網羅的に記録され、すべて適切に処理されるようにする仕組みが不十分だったのでしょうが、社長自ら不正を指示していたとすれば、経営者による統制の無効化ということになるのでしょう。
一部報道機関による報道について(エクセルエイド少額短期保険)
「過去に保険金・給付金の一部に簿外処理があったこと、そして同案件を元代表取締役が覚知し関与していたことは弊社でも認識しており、既に監督官庁へ事実を報告の上、対応を協議しております。」
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