会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

凸版関連会社から詐取容疑=1億円相当、元社員逮捕-警視庁(時事より)

凸版関連会社から詐取容疑=1億円相当、元社員逮捕-警視庁

凸版印刷の関連会社だった「トッパンエムアンドアイ」(現NDIソリューションズ)からノートパソコン(PC)計約1億1400万円相当をだまし取った詐欺容疑で、元社員(35歳)が逮捕されたという記事。(別報道によれば凸版印刷の元子会社)

「逮捕容疑は営業担当社員だった2014年9月中旬ごろ、取引先から受注があったとする虚偽の注文書などを提出し、ノートPC約740台(計約1億1400万円相当)を詐取した疑い。

同課によると、××容疑者は詐取したPCを中古買い取り業者に販売価格の約6割で転売。高級車やマンションの購入資金などに充てていたという。

同様の手口による架空発注は14年5~9月で計約13億円分に上る。同容疑者は代金の一部を振り込んでいたが、滞り始めたため発覚。」

内部統制的には、受注の実在性に関するチェックが甘かったということになるのでしょうか。

架空仕入と架空売上が両建てされていたのだと推測されますが、売掛金の方は、一部を振り込んでいたということで、完全に滞留したのではなく、動きがあるように見えて、発覚が遅れたのでしょう。

取引先を装い自分の会社に発注 ノートPC詐取容疑で元社員逮捕(NHK)

「警視庁の調べによりますと、××容疑者は3年前の平成26年9月に、取引先になりすましてノートパソコンおよそ740台、販売価格にしておよそ1億1400万円分を自分の会社に発注して指定の倉庫に配送させ、だまし取ったとして詐欺の疑いが持たれています。」

「また、事件が発覚しないようにするため、取引先になりすまして一部の現金を会社の口座に振り込んだり「支払いが遅れる」と連絡したりしていたということです。

ほかにも12億円近く支払われていない代金があるということで、警視庁は××容疑者が架空の発注を繰り返していた疑いがあると見て調べています。」
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