サステナ基準、絞り込み(記事冒頭のみ)
ISSBが、気候変動の次に開発する基準の候補の絞り込みを行っているという記事。
「ESG(環境・社会・企業統治)投資のための情報開示基準をつくる国際組織、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)は2024年6月までに、気候変動の次に開発すべきサステナビリティー開示基準の候補を絞り込む予定だ。候補には生物多様性や人的資本など3つが挙がっている。」
記事によれば、「生物多様性」「人的資本」「人権」の3つが候補に挙がっており、意見募集では、複数テーマを同時に進めるという意見が多かったそうです。テーマ別では、「生物多様性」を推す意見が多かったとのことです。
ISSBは、2023年5月に「アジェンダの優先度に関する協議」という意見募集をしています(→当サイトの関連記事)。
そのときは、
(1)生物多様性、生態系及び生態系サービス
(2)人的資本
(3)人権
(4)報告における統合プロジェクト
の4つ(具体的なテーマとしては3つ?)について意見を求めていました。今回の日経記事を見ても、3つ以外の突飛なものはなかったようです。
意見募集に対して、日本の金融庁やサステナビリティ基準委員会も意見を提出したようです(→当サイトの関連記事)。どちらも、「人的資本」を第一に挙げています。