フジ親会社経営陣に233億円請求 中居氏問題対応巡り、株主が提訴―東京地裁
フジテレビの親会社フジ・メディア・ホールディングス(HD)の株主が、同社経営陣15人に対し、233億円を同社へ支払うよう求める株主代表訴訟を起こしたという記事。
「男性は訴状で、港氏(前取締役)は遅くとも2023年7月にはトラブルを認識したのに、他の役員らへ相談せずに中居氏が司会を務める番組を継続させたと主張。内部統制システムが正常に機能しておらず、経営陣が任務を怠って注意義務に違反したとしている。今年1月、フジ・メディアHD側に60日以内に提訴するよう要求したが、受け入れられなかったという。」
「フジテレビは1月、25年3月期の広告収入が、従来の予想から233億円減少する見通しを発表していた。
中居氏のトラブルは23年6月に発生し、昨年12月の週刊誌報道で表面化した。同氏の番組出演を継続したことなど一連の対応に批判が高まり、今年1月27日に港氏がフジテレビ社長を引責辞任した。」
今日(31日)に、第三者委員会の報告書が公表される予定です。
フジテレビ問題、第三者委が31日午後に調査報告書公表(日経)
「元タレントの中居正広さんと女性とのトラブルに関連してフジ・メディア・ホールディングス(HD)が設置した第三者委員会は31日、調査報告書を公表する。一部報道があったフジテレビジョン社員の問題への関与や、類似する案件の有無などを明らかにする。フジ・メディアHDも記者会見を開き、再発防止策などを示すとみられる。」
なぜか、第三者委員会報告書が出る前に、経営陣刷新が発表されています。
日枝氏は辞めたけれど体質は変わらない? フジテレビの経営刷新に残る「3つのモヤモヤ」の正体(東洋経済)
「3月27日、フジテレビとその親会社であるフジ・メディア・ホールディングス(HD)の取締役会が開催され、両社の経営陣の刷新が発表された。同日付でフジテレビの取締役12人が退任、6月の株主総会で社外取締役と監査役8人が退任する予定。フジ・メディアHDのほうも6月に10名の取締役が退任する予定だ。
持ち株会社とその中核企業でこれほどの人数の取締役が一度に退任する例も珍しいだろう。旧取締役で残るのは、フジテレビの社長に留任した清水賢治氏と、フジ・メディアHDの現社長で6月に会長に退く金光修氏の2人だけだ。6月からは清水氏がフジ・メディアHDの社長を兼務する。」
これで広告が戻るのでしょうか。