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会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

中国動画配信「iQIYI」の不正疑惑を米SECが調査(東洋経済より)

中国動画配信「iQIYI」の不正疑惑を米SECが調査
有料会員数が3カ月で1400万人減、株価は急落


米国で上場している、中国の動画配信大手「愛奇芸」を米SECが調査しているという記事。決算発表の際に会社から明らかにされたそうです。

「中国の動画配信大手の「愛奇芸」(iQIYI、アイチーイー)は8月13日、2020年4~6月期の決算報告を発表すると同時に、業績よりも投資家に大きなショックを与える2つの事実を公表した。

1つ目は、同社がアメリカ証券取引委員会(SEC)の調査に協力している事実を初めて認めたこと。2つ目は、6月末時点の有料会員数が3月末時点より1400万人も減少したことである。これらを受けて、アメリカのナスダックに上場しているiQIYIのADR(アメリカ預託証券)は時間外取引で一時18%以上急落した。」

同社についてはアメリカの投資会社(空売り会社)が、不正があるというレポートを出しており、会社側は否定していました。

「同社に関しては今年4月、アメリカの投資会社ウルフパック・リサーチが「売上高や会員数を水増ししている」と告発する調査リポートを発表。iQIYIは「開示しているすべての財務および業務データは真実であり、SECの要件を満たしている」と疑惑を全面否定していた。」

決算の方は、売上は伸びているものの、損益は赤字だそうです(赤字金額は減っている)。

「4~6月期の業績自体は相対的に堅調で、売上高は74億1200万元(約1141億円)と前年同期比4.25%増加、純損失は14億3800万元(約221億円)と同37.59%減少した。だが、6月末時点の有料会員数は1億500万人と前年同期では4%増えたものの、先に触れたとおり3月末比では1400万人も減少。有料会員数はすでに天井を打ったとの見方が出ている。」

中国の動画配信サービス愛奇芸、米SECが調査-時間外でADR急落(ブルームバーグ)

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