会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

サブプライム関連本

本日(1月20日)の日経読書欄「今を読み解く」(高木信二大阪大学教授)でサブプライム問題がテーマとなっていました。取り上げられているのは以下の4冊です。

「春山昇華著『サブプライム問題とは何か』(宝島社新書、2007年)は、サブプライムローンは不正の温床であり、略奪的貸付以外の何物でもないと議論。」

サブプライム問題とは何か アメリカ帝国の終焉 [宝島社新書] (宝島社新書 254)
春山 昇華
4796661557

「大澤和人著『サブプライムの実相』(商事法務、2007年)は、問題の背後にある制度の不備を法律家の観点から論じている。」

サブプライムの実相―詐欺と略奪のメカニズム
大澤 和人
478571493X

「みずほ総合研究所編『サブプライム金融危機』(日本経済新聞出版社、2007年)は、サブプライム問題の全容をバランスよく論じている。」

サブプライム金融危機―21世紀型経済ショックの深層
みずほ総合研究所
4532352967

「証券化に関する一般的な解説を試みたのが、江川由紀雄著『サブプライム問題の教訓』(商事法務、2007年)である。経験に裏付けられた解説には説得力がある。」

サブプライム問題の教訓―証券化と格付けの精神
江川 由紀雄
4785714921

サブプライム問題により、会計の面では、証券化金融商品の評価(何を公正価値(時価)とするか)、償還化に使われるSPCの連結問題などが注目されています。日本企業では一部の金融機関を除いて影響はないとみられているようですが、これだけ大きな問題となって、まったく無傷とも思えません。監査上も、今期の留意点となるでしょう。

サブプライム焦げ付き、数十兆円見通し FRB議長
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