二村嘉一のネオジャパニズム

 世界の中で生きて行く、私達の創る新しい日本の形とは

 日本国憲法は民主主義と資本主義の国としての憲法だ。新憲法改定は可能か。

2022年07月25日 15時14分10秒 | 日記・エッセイ・コラム
 
 
 大日本帝国憲法は天皇主権だったが、日本国憲法は国民主権だ。その差は大きいと思う。今、憲法の勉強をしていて、戦前の旧憲法下の日本から、劇的に社会の在り方が変わった。その意味合いは大きいと学んだ。日本は戦争に負けて日本国憲法を手に入れた。アメリカの影響を色濃く受けた憲法で、民主主義そして資本主義の憲法だ。基本的人権や法の支配等の特徴があると思う。労働組合に関する記述もあり、完全に資本主義の為の憲法だと分かる。民主主義の基本の基本的人権に関する記述も強固になっており、戦前の為政者が戦争に突き進んでしまった過ちをただす意味合いの在るのが、今の日本国憲法なのであろう。その憲法を改定する、新しく創造する意味はどこにあるのだろう。今更日本が社会主義や共産主義の国になるとは思えないので、そういう左派の政治形態の憲法を構築する事はあり得ないと思う。では、民主主義、資本主義の進化は可能なのか。それを行わない憲法改正には意味がないのかもしれないと思う。自民党の主張する所謂改憲4項目の改正で十分なのかもしれない。
 
 
 以前書いた、ベーシックインカムならぬフードインカムの記述だが、日本も北欧諸国のように、高福祉高負担の国へと移行するのはどうか。それが無理なら中福祉中負担の国へと舵を切り、コンクリートから人への、人への投資を行い、経済の活性化を図るべきではないか。それを行うには憲法の改正が必要であるとは思えないけど、マイナンバーカードが普及して国民一人一人がピンポイントで納税する事ができれば、テーラーメイドの税制が可能になり、税金を払う時だけではなく、国民に直接お金を払う機能も、マイナンバーカードの普及で可能になり、今流行りのDXも加速度的に普及して国の在り方さえも変わってしまうかもしれない。そこで、フードインカムの出番で、食料品の購入時だけピンポイントで自動的に支払いが国となり、国民は食費がかからない分、他の消費を楽しむ事ができるようになる。憲法にも貧困と恐怖から決別するという記述が前文に書かれていて、生活保護を、食料の分だけ全国民が国に負担してもらう仕組みだ。そのような機能を持ったスーパーのレジを開発して、全国民が飢えからの恐怖から決別するのだ。まあ、アルコールや外食はどうなるかが問題だが、今よく考えてみたら、必要以上に食糧品を手に入れようとする人が出てくる可能性があるので、国が負担するのは上限を儲けなくてはならなくなるのが現実だと思う。


 そういえば、安倍元首相がお亡くなりになり、とても心を痛めています。在任中、仕事でトイレ掃除をしていた時に、チーム安倍のリーダー安倍首相が、憲法を改正してくれるさと考えながら、めげそうになる気分を奮い立たせていた事を思い出します。国葬となり各国の要人が参列すると思うので、生前にまいた種を自らの死で刈り取る、弔問外交をしてくれて、なんて日本想いの方だったのかと、感謝の念を抱きます。岸田首相の英断にも感謝です。心から哀悼の意を表します。それでは。


 花と散り国の守りを霊として行う人がこの国にいた

 国難を愛の力で守りしを靖国の人喜び勇む


 God Bless you !


 
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