最後が一番楽しかった

今日が閉館後の図書館に行く最後の日。

都合の悪い一人を除いて全員が集まる、最後の機会でもあった。

もっとガラーンとしているかと思ったが、意外と蔵書が残っていて、簡易蔵書点検と称し、廃棄リストを作るための蔵書点検をみんなで行う。しかし、そんなものはみんなでやるので1時間程度であっという間に終わってしまい、もしかしてやることもなく時間をつぶさないといけないのかと思っていたら、引っ越し作業が残っていた。要は新しいところに持っていく備品以外のものをすべて廃棄するために分別するのだ。

やはり38年の蓄積はすごく、ロッカーの奥の物入れから、給湯室の棚から、会議室の戸棚から、今まで目にすることのなかったいろいろなものが出てくる、出てくる。ファイルやら事務用品はまだわかるが、更衣ロッカーのある戸棚からは、湯飲みや食器、やかんやナベやポット、はては水枕や洗濯板まで出てくるありさまで(;'∀')一体何屋さん？であった。もったいないけど、すべて廃棄。あまりにもったいないのでお皿を何枚か頂いてきた。そのあとは、雑誌についている付録、主にティーンズ向けの雑誌によくついている、手提げだったりポーチだったり、カレンダーだったり、書架に出す前に取ったものをまとめて取ってあったのだ。これも箱から出して廃棄。本当はNGなのだが、好きなのがあったらもらってもいいよーとのことだったが、正直あんまり心惹かれるものはなく、それでも2，3個もらった。こういう作業をみんなでワイワイとやるのは楽しかった。

ひと段落つくと、副館長がみんなで写真を撮ろうとスマホを持って来た。さすが副館長、こんなことは館長は絶対言わない。そもそも図書館の人たちと写真を撮る機会なんて今までなかった。写真を撮ったあと、館長からひと言、と副館長が振って、そこで初めて館長の今後の行き先を知った（だれも聞けなかったのである）館長の挨拶の後は、では皆さんからも一言･･･え、聞いてないよ(;'∀')と動揺しつつも一言ずつ挨拶を述べ、まあ最後にふさわしく、いい感じで〆った。これで館長に会うのも最後なので、帰り際にもご挨拶したが、理解するのが難しい方で、最後まで分かり合えることはなかったけど(笑)ここでお世話になれてよかったと思います。

みんなで写真が撮れてうれしかった。今日が一番楽しかったかな。