ビッグイシュー販売者「吉富卓爾」の日常⁉️

「ビッグイシュー 日本版」を販売する男の物語

一人でいるとね

2021-03-03 01:39:38 | 日記
私が淀屋橋でビッグイシューの販売をする時は

いつでも 一人だ

いい時も 悪い時も やはり一人だ。

一人でいるとやっぱり寂しいね。

目の前の人たちはどういう風に見ているのか、気になる時がある。
そんな時はだいたい売れてないときが多かったりする。

「孤独を楽しむことができて1人前」

寂しさを乗り越えろとでも言いたいのか、一人でか?
でも 自分が選んだ人生だから、乗り越えるしかない
やっぱり無理だ。

言われた時はピンと来なかったが、今では「そうだ」と首を縦に振っている。

ある路上生活者が言ってきたことを今でも思い出す。

その人は路上に出される前は、訪問販売を生業にしていたと話してくれた。リーマンショックが来てから、全てが狂いだしたと言っていた。

公営ギャンブルはしなかったと言っていた、ただ気が付いたら家族はバラバラになっていた。
仕事漬けの毎日、家庭をかえりみなかったとも言っていた。

僕もその一人。
結婚の経験はない、ただ仕事ばかりで息つく暇さえなかった頃を思い出す。
あの頃には戻りたくない。
戻れるはずがない。

今の仕事である ビッグイシューの販売は
一人でいることが試される。他に類を見ない仕事である。

今を これからを大事にしたいと思えるようになったのは 年齢を重ねたことと、この仕事に出会ったからだと思う。

どんな人生歩んでいくのか、不安ではあるが前へ前へと進んでいこう。



最後まで読んでいただき有り難うございます。

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それでは皆様 お休みなさい😃