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死霊館のシスター 呪いの秘密 を見て

2023-11-04 01:33:17 | 映画感想
映像  ☆☆☆☆
脚本  ☆☆
演出  ☆☆☆☆
役者  ☆☆☆☆☆
雰囲気 ☆☆☆☆☆
意外性 ★★★★

といった感じ。

実話をモデルにした、ウォーレン夫妻が登場する心霊ホラー『死霊館』シリーズの前日譚、『死霊館のシスター』の2作目。
前作で悪魔と対峙し、打ち勝った、シスター・アイリーンと農夫・モーリスが、南仏の女子寄宿学校に巣くう悪魔と対決する。

映画を良くした最大の功労者はロケ地を決定した担当者だろう。
若干時代がかかり過ぎているきらいはあるが、いかにも悪魔がでそうな校舎を、可憐な女子生徒が駆け回る様子は美しくもあり、残酷でもあった。
準ヒロインのソフィーを虐める、いじめっ子3人組みなどは、特にルックスが良く、いじめの嫌らしさをよく表現できていた。(実際のところ、直のいじめシーンより、意味もなく含み笑いをしながら走り去るシーンの方が、陰キャ的トラウマを上手く刺激してくる)

暗がりで蠢く怪しい影(登場人物の注意が向くと消える)や、瞬間的に現れ、登場人物を脅かす”見間違い”などの恐怖演出も良かった。
盛大に上がる火柱も迫力があって良かった。

脚本は不味いと思った。
場面転換が多く、序盤の20分ぐらいは混乱があった。前作を見ていれば、アイリーンとモーリスに注目して混乱を避けられるのかもしれないが、寄宿学校の古さもあって、時代の混乱も感じた。
また、最初は恐ろしく強力だった悪魔が、終盤いきなり弱くなったのも、演出上仕方ないとはいえ気になった。(出だしで神父を瞬コロしたのに、最後の追いかけっこでは誰も殺せていない)
古典に学び、ドラキュラ映画の日没と日の出のような仕組みがあった方が、整合性がとれ、緊迫感が出るのではないだろうか。

意外性の★は、僕に起因することで、作品のせいではないのだが、つけざるを得なかった。
というのも、スピンオフの2作目という今作の立ち位置を知らないまま見たため、いっこうに現れないウォーレン夫妻に苛立ち、だけど見覚えのあるようなシスター(※アイリーンとロレイン・ウォーレンの役者は実の姉妹ならしい)に既視感を覚えつつも、「全然違う話なんだな。そこそこ面白いけど、死霊館なんて紛らわしい題名つけるなよ」とプリプリしていたら、見覚えのある感じのエンディングロールが始まり、「んんん?」となってるところに、最後エド・ウォーレンが現れギャフンとなる、という裏切られ方をしてしまったのだ。
逆恨みだが、裏切られたので★。

余談だが、売店で買った『ゆず生姜茶』が美味しかった。
(美味しかったのだが、何を思ったか『ゆず”なま”しょうが』だと空見してしまい、注文する段になって、”茶”に気づき、「ゆず、なましょう…ちゃ?」とアホな注文をしてしまった)


禁じられた遊びを見て

2023-10-02 00:58:40 | 映画感想
映像  ☆☆☆☆
演技  ☆☆☆☆
役者  ☆☆☆☆
脚本  ☆☆☆
音楽  ☆☆☆☆
動悸度 ☆☆☆☆☆

といった感じ。

橋本環奈主演のホラー。
彼女(倉沢)がかつて片想いを寄せていた元同僚・伊原を重岡大毅が演じる。
伊原には妻子が有り、その妻・美雪は超常的な能力を有していた。倉沢は美雪にその恋心をさとられ、呪われてしまう。
数年後、いったんはおさまっていた呪いが、美雪の死によって甦る・・・。

ストーリーはペットセメタリーとオーメンと呪怨をごちゃ混ぜにした感じで、それは目を瞑ったとしても、アラ(一応ネタバレとして後述)があるように感じた。
テンポはよかった。

映像はやや安く見えるシーンもあったが、お決まりの暗すぎる(照明的に)シーンが無く、何が起きているかちゃんと分かるところに好感を持てた。
荒れ果てた伊原宅の様子や、橋本環奈のマンションのエレベーター、シソンヌ演じる霊能者の事務所など、セットの雰囲気がよくできていた。
反面、CGは良くなかった。日本映画の技術や予算が心配になった。

演技と役者で目を引いたのは、まずは橋本環奈の恐怖顔だった。
やや表現力が伴っていないところがあって、顔芸と紙一重だったが、硬直するほどの恐怖とその手前の恐怖の差が表現されていて良かった。
霊能者の師弟コンビも良かった。特に弟子役の人がかっこ良く、死に際の見せ場もアクション要素があって良かった。
重岡大毅もホラーヒロインの相手役(顔が良く、正義漢で、行動力があり、しかし頼りにならない)を完璧にこなしていた。

エンドロールの主題歌もb少し不気味な感じがエンドロールにあっていた。

動悸度はドキドキを伴う恐怖感。
基本的な『あっち見て、振り返って、バァ』の演出が多かったが、さすがのテクニックで、ちゃんと全部ビビらされた。
吊り橋効果でデート映画にもってこいかもしれないと、一人思った。
(余談だが、客は本当に僕一人だった。その意味でもデートに使えるかも?)


※ネタバレを含むアラ

美雪の能力が息子に引き継がれて、黒幕は実は息子で、という流れでは、倉沢(橋本環奈)が恨まれる要素が無いのではないかと思った。息子に引き継がれたことで、力が強まったということにしたかったようだが、息子が倉沢を恨むきっかけが皆無だったので、あくまで黒幕は美雪にするか、倉沢が美雪の死に関わっているかした方が良かったと思う。
美雪に倉沢が立ち向かうシーンも尻すぼみになった感じがした。生者の力強さが見れた方が良かったのではないか。

コロナで苦しんだ話(めまいの後遺症)

2023-08-31 23:08:25 | 日記
7月の終わりに、ついに新型コロナにかかった。
町中(フードコートなど)で咳をしている人が増えた気がしていたので不思議は無かったが、これまでの流行期はしのいでこれたのに、遂に捕まったかという感じだった。
土曜日に発熱(39度)、月曜に診察を受けて確定診断。解熱剤と咳止めを貰った。
5日間(発症日を0日として)は出来るだけ家に、ということだったが、熱が続いていたのでどのみち出られない。
この時点で、風邪としてはそうとうきつい(39度までいったのは20年ぶりくらい)が、むしろその後の方がきつかった。

そろそろ熱が下がったか、というところで、とんでもない目まいの症状がでたのだ。
頭を一定以上倒すと、世界がグルグル回りだす、回転性の目まいで、最も症状の強かった3日間は、横になると、目まいのショックで嘔吐してしまうような状態だった。

検索すると、どうも耳鼻科領域の症状らしかったが、行けそうな範囲に耳鼻科が無く、とりあえずコロナを診断してもらった内科に行った。
すると不整脈も出ていて、目まいはそのせいではないかと言われ、不整脈の薬と目まい止め?を処方された。(後の経過を思うと、多分誤診)
不整脈は3日ほどで治まったが、目まいの症状は残り、座って寝る日が10日以上続いた。
これが体力的にきつく、日中頭を起こしていてもかすかに嘔気が続くので食欲が無く、気分的に熱があった時よりつらかった。

それでも日がたつと症状が徐々に和らいでいった。
少し横になれるようになった日の夜、うとうとしていると突然頭をはたかれたような衝撃を感じ、少し左を向いていた首が、無意識に右に振られる現象が起きた。
目まいに似た、しかしあまりにも瞬間的な感覚に衝撃を感じていると、揺り返すような同じ衝撃が来て、首が今度は左に振られた。
ショックはあったものの、なんとなく爽快感を伴う感覚で、そのまま自然と眠りにつくことができた。
翌朝からは目まいが嘘のように治まっていた。

素人考えに今回の目まい症状は、三半規管の異常による、良性発作性頭位めまいに分類されるもので、最後の夜に感じた衝撃は、三半規管内のリンパの流れの異常が、なんらかのかたちで解消された瞬間だと思われる。

めまい症状がでた原因としては、ネットの解説では、頭を動かさないでいること(あるいは激しく動かすこと)で耳石(三半規管内の小さな石)が本来の場所から脱落し、入ってはいけない場所に入ることで起きる、とある。
今回、確かに熱のせいで横になっている時間は多かったが、動かなさでいうと、痔で入院した時の方が寝返りも控えていた分、動かなかったように思う。
それを考えると、ウイルスの感染によるなんらかの炎症が症状を引き起こす一因となったように思った。

ちなみに、味覚・嗅覚、喉の痛みといった有名な症状はでなかった。
咳は8月の終わりの現在も少し残っている。

ワクチンを3回打っていながら、今回の感染では3週ほど(仮にめまいがなくても1週間以上)まともに動けなくなった。
僕はワクチンを打つ際にも、必ず38度台の熱がでる。(そのせいで4回目を躊躇していたら、打つ機会を失った)このウイルスに弱い体質なのかもしれない。
この先、シーズン毎に流行が来るのだとしたら気が重い。



カラスガレイ(デンマーク産)が美味しい

2023-05-21 22:42:59 | 日記
イオンで売ってるデンマーク産のカラスガレイが美味しい。

フローズンフィッシュというシリーズで、魚売り場の冷凍棚にサケやタラと一緒に並んでいる。

骨は背骨以外は取ってあり、皮も剥いである。

生臭さが無く、脂がのっていて、薄い醤油味で煮ただけで美味しい。

冷凍なので日持ちもするので使いやすい。

冷凍ものを普段使わない人もだまされたと思って試してほしい。

シン仮面ライダーを見て

2023-03-21 01:18:08 | 日記
映像 ☆☆☆☆
音楽 ☆☆☆☆
脚本 ☆
演技 ☆☆
演出 ☆☆☆☆
役者 ☆☆☆☆

といった感じ。

予告編が良かったので見に行った。

スタートから良いカンジのバイクシーンから始まり、惹きつけられる。☆
トラックの爆破は見るからに模型で★
最初のクモ男や手下との戦闘は重厚感を演出した殺陣で斬新さを感じた。反面、流血がしつこく感じた。ショッキングなだけで、単調になっていた。
例えば、踏みつけと殴り飛ばしに差をつけたりすれば、もっと迫力が出た気がする。
アクションについてはここがピークで、終盤にいくにつれて、超能力バトルに変わっていき、ウルトラマンを見せられているような気になった。動きは改造”人間”としての能力にとどめ、動きの美しさを追求して欲しかった。
ただし、ライダーキックは凄く良かった。
お決まりの、暗すぎて何をしているかよくわからないシーンもあった。映画製作者は、映画館で映画を見ないのだろうか?

音楽は適度な緊迫感があって良かった。

脚本は完全に失敗していた。
主人公に全く感情移入できない。彼は優しい人だ、と別の登場人物に語らせるのではなく、エピソードをもっと上手く使わないといけないのではないか。
謎の政府機関を出すのもいただけない。ストーリー上の必然性が無い、邪魔者と化していた。彼らのせいで、強大な悪の組織に立ち向かう、孤高のヒーローという、ヒロイックな要素が無くなっている。

役者は浜辺美波が見れたので☆をつけた。
演技は脚本のあおりを受けて、かわいそうな面もある。

総じて見れば、面白い方だったが、わざわざダメにしたような部分が目立つ惜しい作品だった。