第十四話 深海に潜む古代生物 【ガエルバージェス蟲惑魔】

深く暗い水底には、古代の姿をとどめたまま暮らす生物がいた。

森の少女たちと水底の生物、両極の存在でありながらどこか似た存在である二者に、季節外れの使者が近寄るのだった。



海底に潜み、外界からの来訪者に音もなく襲い掛かる堅い生物。

自らとは全く異質の存在と感じた少女たち。

だが、暗きに住まいひっそりと来訪者に向かう彼らに、森の深くで暮らす自分たちの姿を重ねるようになる。

水と地、対極の性質を持つ二者はやがて共に過ごす時間を持つようになる。

そしてその傍らには、両者の性質を併せ持つ存在があるのだった。



＜概要＞
バージェストマ、ガエルは共に召喚権を使わずに展開できるテーマなので、蟲惑魔に召喚権を回すことができます。

また、アトラの蟲惑魔は自分のコントロールする通常罠の発動と効果が無効化されない効果を持つので、ディノミスクスやカナディアなどが確実に通るという強みがあります。

ただ、キャットシャーク+餅カエルの4400打点で越えられないような相手にどうしようもなかったり、先攻を取られた場合の後攻１ターン目での巻き返しが難しいなど、弱点も少なくありません。

また、最低でも制限にはなるだろうとされていた餅カエルが制限カードに指定されてしまったので、複数並べることで真価を発揮する餅カエルが弱体化されるという向かい風もあります。

第一線で活躍できるようなデッキではなくなってしまいましたが、蟲惑魔がちゃんと場に出ることもあり、まだまだ使って楽しいデッキだと思います。