民主主義国1位と2位の米国とドイツが経済をけん引しないと活力が生まれてこない、しかし米国の力はGAFA以外はパットしない、特に製造業は元々メキシコへ移転しているし、自動車と航空機は残っているがサプライチェーンは弱い、テスラなんかたかが50万台位しか売れていないのに株式時価総額では全米5位とか、ビジネスとしては小さいが投資家には好かれている?、数百万円以上もする自動車を店売りや代理店方式でなく直販しているのはユニークだ、しかしこの方式では限界が有るので年間100万台位は売れるだろうが、サポートまで含めたトータルでは無理と思える、その内に他社が追い上げてくるから早くて来年中には危機感が出て、遅くても5年後には行き詰まると予測する。
このアメリカは、バイデンの力不足が露呈している、州知事選挙で民主党が常勝していた州で負けたり劣勢が目立つ、支持率もじわじわと下げている、アフガン撤退の中途半端や対中国でも強気にはなれてない。
制裁は消費財では効き目がない、何せ余りにも多くの商品を中国に頼り過ぎている、これからのクリスマス商戦でショッピングセンターに行っても子どもに買うものがない状態は困るだろう、農家が作った大豆や小麦等は大規模農業だから大量の在庫となる、これを買える国は中国しかない。
中国人留学生は数十万人が居る、もちろん世界一で、大学も学費値上げでも苦学生とはならない、何より卒業生が多く働いている、米国は以前から工学系に進学する若者が減っていたから、その分を中国人が埋めしている、技術を盗まれる前に留学生と労働者の問題は解決されないで有ろう、これは弱点だ。
何と言っても分かっていた高齢者大統領を選出した国民が問題だ、まだ後3年も大統領職は無理だろう、認知症的な症状が有るらしいから、進行を抑える薬が有ったとしても直す事は無理かもしれない、副大統領のハリスに能力がないのか任せたい仕事がないのかは知らないが、存在感が失われている。
ドイツ人は何でメルケルに16年間も首相に置いたのか、この間多くの企業が中国に買収され技術が移転された、余りにも失われた資産額は多い、ドイツは中国無しでは経済が回らなくなっているのではと懸念している、自動車産業の中国依存が非常に高い、EV化は中国に頼るしかない、心臓部の電池は中国に握られてしまった。太陽光発電は15年前に全て中国に取られてしまったから技術は残ってない、風力は欧州陣営と協業だが海岸線でない沖合しか設置場所はない。元々バイオ発電はローカルに存在していたからこれで賄われる、水力は山がないから、スイスや北欧に頼る、欧州は国家間を送電網のネットワークで融通している、フランスは原子力が中心で電気を他国へ売っている。
欧州と言っても経済力や技術力は4か国位しか無い、彼らの多くはソフト開発集団になるだろう、海外企業の生産基地にはなれる、これを目指して生き残る算段はしている。ドイツが手放した企業群に代わる産業育成には時間が掛かるので、その頃にはインドが3位の経済力になる、人口は移民でカバーすると思っているから人口減は心配ないだろう。が民族間の対立が減る事はない。
問題は日本だ、失われた30年で今話題の半導体を産業の主力に出来るのか、1988年頃世界の半分を日本企業が提供していた。もちろんアメリカよりは多い、政府が悪いのは事実だが、バブルが弾けて産業人は自信をなくした、多くの分野で技術革新と生産性が落ちた、バブルと言う「負の遺産」の処理と活路を見いだせなかった産業界からヒット商品が生まれなくなって、これがないから徐々に忘れられる国に日本はなり、代わりに中国が飛躍する、数年間から5年位で、開発から販売までの一貫性ビジネスが生まれた。これは競争だから仕方ないが、豊かになれば爆食となるから、生魚を食べる習慣がなかったが食文化の領域が広がったから、それを獲得する為に船団を組んで大海に乗り出した、日本で魚が摂れなくなったのは、中国の乱獲に有る、今バブルが弾けそうで、内心現実に起こればと思っている、そうなれば世界で大人しくなるのではと思うが、それは甘いと言われても、中国の破綻は望んでいる。