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セリーヌ バッグの本物と偽物の見分け方

2013-06-20 12:01:31 | AMNESIA(アムネシア) 衣装
ネットショップを開いていますと、自分の持っているオールドグッチは、本物ですか? ニセモノですか? という問い合わせがよくあります。
直接、GUCCIのショップにお持ち頂ければ、すぐに鑑定していましたが、今は数が多すぎて出来なくなりました。

でも、確かに、自分が持っているオールドグッチのバッグが、本物なのか? また、これから購入しようとしているバッグが本物なのか? 気になりますよね。
 私は、13年間、オールドグッチを売ったり買ったりを仕事でしてきたので、すぐに見分けられますが、素人さんには難しいかもしれません。
 そこで、簡単に、素人でも判断できる方法をお知らせします。

でも・・まずは、無料で確実に知る事ができるのが、意外にもGUCCIショップです。

修理と称して、持ち込んで、見積りをして貰えるようだったら、正真正銘の本物です。見積り料までは無料です。どんなに古くても修理をしてくれます。
 修理の前に、真偽を審査します。その結果が出るのが、通常2週間前後のようです。
でも、修理に難色を示されてしまったら、偽物の可能性が大きいでしょう。(ニセモノです、とは、グッチではハッキリ言ってくれませんので)

問合せ先
〒500-0001東京都江東区東陽町5-15-2セリーヌ財布

(持ち込みは、どこのグッチショップでも受け付けて貰えます。配送の場合は送料負担しなければなりません)
GUCCI公式サイト

デザインで見分ける方法(色々なグッチ)

さて。。。偽物と本物の見分け方ですが、まずは、形・・型。それこそ、沢山の種類がありますので、まずは、私が作成したカタログで色々な種類を見てみてくださいね。→Gucciカタログ
他にもエコバッグ(ビニール製)も出していたし、スーツケース、スポーツバッグ、ゴルフバッグ、タイプライターケースまでも作っていました。(近日、画像でアップ予定)

 バッグのデザインですが、無地も多くありますが、やはり定番的に人気のあるのが、、緑と赤のシェリーライン(ウェビング、リボンラインとも言います)と  GGマークが付いたモノグラムがあるオールドグッチです。GとGが逆向きに向き合っています。ファッションリーダーのスーパーモデルや、最近では、若槻 千夏さんが愛用しているバッグです。短めに斜めがけをするのは、とてもオシャレですね。海外のモデルさん達は、スリの被害から守るため、わざわざ短めに ショルダー.



変わったところでは、グッチフローラ(ボタニガル柄)という花柄もあり、人気があります。1966年に、グレースケリーの為にデザインしたといわれ、人気が出たため、最近、復刻版も出ています。(下は70年代のバッグ)



 でも・・・こんなオールドグッチも・・


コレは、GucciPlus(グッチプラス)といって、セカンドラインのマーク。 グッチ家が分裂した時に別会社で生産していましたが、本物です。’現在はPlusは存在しません。
 その頃、多種類のセカンドラインを出していましたが、その中のマイクロGG(WG)。ミニマム柄 と呼ばれます。 小さいGGマークと明るい茶色(黄土色)使いの雰囲気が特徴です。



Gucci Parfums(グッチパフューム)というイタリアで作られたセカンドブランドは、造りが非常に丁寧で良質の皮を使用しているため、マニアが多くいます。




少し似た雰囲気の、パオログッチと呼ばれるブランドもあります。
 

これは、グッチの2代目の次男パオロが、おこしたブランド。このパオロ氏の実の父親への反逆が引き金となって、訴訟問題にも発展して、1922年 から創業したグッチ一族は滅亡へと向かうのです。その後、実の父を脱税で訴えたり、パオロの息子の嫁による暗殺事件もあって、グッチ一族は、1992年を 最後に実質経営権から退きます。(株を全て売却) 現在のGucciは サンローランに買収され(99年)アレクサンダー・マッククイーンに渡り (2000年)、現在は、PPR(ボッテガ・ベネタ)という企業が、その商標を持っているようです。 人気を博した時代の、オリジナルな血筋は皆無なので す。
 だからなのか、このパオログッチは、グッチから最初から正規商品とは認めておらず、メンテナンスなどは受けられません。
 グッチの血筋が運営しているパオログッチでしたが、骨肉の争いによって、偽物よりも叩かれ、各地で裁判沙汰になったのですから、偽物よりも質が悪いかもしれません。
 デザイン的にも地味で、人気は全くありません。

 そんな訳で、最近のグッチよりも、80年代までのグッチが正当な血筋を引いたオリジナルグッチ=オールドグッチという事で人気に拍車がかかっています。
 でも、80年代までのオールドグッチ、、って、今から、30年以上も前・・。通販 激安 バッグ状態の良いお品がなかなか残っていませんので、市場でも奪い合いです。 今あるオールドグッチも年々、希少価値が上がる一方です

偽物というのは、いつの時代も本物ソックリに作っているからこそ、その見分けに悩むものです。簡単に見破られてしまったら、偽物を作る意味がありませんから(笑)。
 でも、ホンモノに触りなれていると、食感や風合いで、それとなく解るものです。

 そして、偽物を大量に生産していた韓国の、その偽物作成力は、80年代から威力を発揮してきましたので、80年代の型が一番、偽物が出回っているように思います。


ファスナーで見分ける方法

 

このオールドグッチのファスナーは、高級ブランドに使用されているグッチ激安専門店です。他には、、

 

1922年創業のオールドグッチ(1980年代までの商品を言います)のファスナーは、オリジナルや何も刻印されていないファスナーも存在しますが、初期の頃の希少な商品です。

  オリジナルファスナーの激レアボストン 店頭入荷中!

そして、多くのオールドグッチは、1923年創業のスイスのriri社か、1946年創業のYKKです。  YKKが付いていると偽物??と、疑う方もいますが、YKKは世界に誇る日本のブランド。世界の45%を占めると言われている信頼のおけるブランドなん です。「YKK」は「吉田工業株式会社」 の略です。ちなみに、エルメス、ルイヴィトンなど高級ブランドにも、多く使用されています。 そして、1923年創業のriri社ジッパー(ファスナー)を使用されているアイテムには、マニアが存在していて、例えば、デニムやジャケットに使用され ているだけでヴィンテージ価値が高まります。TARON(タロン)社も有名なヴィンテージコレクションですが、TARONと同じようにヴィンテージマニア が探しているメーカーです。
 偽物には、例えば「K&K」などと入っています。(当時の偽物製造の王国だった韓国メーカー)  でも偽物は、それが見破られると、さらに本物にソックリな精巧な偽物を作るという、イタチゴッコ的習性がありますので、K&Kと入っていない偽 物も存在しますので、ファスナーだけでは決められません。 けれども、偽物を作る韓国では高級品のriri社ジッパーを付ける事はコストの上からも品質 の上からも出来ませんでした。 (そこまでするなら無地のファスナーを付けるでしょう)
 そんな訳で、その時代には高級だったファスナーririを使うような偽物は存在していないので、riri社ファスナーが付いたオールドグッチはヴィンテージ中のヴィンテージのグッチに間違いない、という事でコレクターに愛用される希少価値モノなのです。
 他には、C&C(CoatsClark社。クラウンブランドを製造・販売していたアメリカの総合資材メーカー)激安セリーヌを縛ったりして斜めがけにしています。



 歴史を覗いてみると・・

1952年 米国に於いてJ.P. Coats社とClark Thread 社は合併し、Coats & Clark社となる。
1960年 Patons & Baldwins社と合併しCoats Patons社となる。

・・と、いう事は、C&Cファスナーというのは、52~60年までしか存在していなかったブランド・・・と、いう事は、このオールドグッチは・・50年代の商品?



歴史を調べていくと、、面白いですね。 このバッグ・・今、のネットショップで25800円で売り出し中~(安すぎた・・涙)
 確かに・・存在感が違い過ぎました・・

他にもチャックを調べてみると・・「prentice」なんていうファスナーも・・



これは、戦時中にフライトジャケットなどで使われていたイギリスのメーカー・・
1972年にIDEALに買収されている。幻のファスナーメーカー・・・という事は、これも、古かった!!



コレも、今、GUCCIのネットショップで12800円で売り出し中~(コレも安すぎた・・涙)



ちなみに、上のriri社ファスナーのボストンバッグは、コチラで買えます。


生地や内装で見分ける方法



バッグの表面の生地に関してですが、創業の頃は、革素材を使用していましたが、40年代に第二次世界大戦が悪化していき、革は軍事品として貴重品で 入手が困難となり、グッチを始めファッション業界は、革素材からPVC(塩化ビニール)などの素材に変化していきます。 皮の使用が減っていき、 一部、ジャガードや、革、ナイロン、キャンバス(帆布)生地も存在しますが、PVCがほとんどを占めます。
 ちなみに、革は皮でも・・牛ではなく、豚皮を使用しています。

 バッグの内部(内装)に関しては、創業の頃は、高級な革を使用していました。馬具専門から始まったブランドなので、革には強かったのです。  けれども、戦争の影響で、革の使用はなくなっていきます。 全く何も張られていないバッグもありますし、サテンの生地もあります。 そして。。たくさんの相談を頂く、内部のベタ付きや粉ふき、剥がれ(はがれ)という現象ですが、80年代の商品に多いように思います。  この現象は、生地の品質の悪さにあります。布生地でも、長年すると劣化してしまう生地を内装に使っていたのは、グッチばかりではありませんでした。  最悪の生地として知られるのは、、合成皮です。  ボロボロと、表面が剥がれ、手にもハンカチにも財布にでさえ、染料が付着してしまいます・・
 グッチは、イタリアで製造しているブランドです。当初は、イタリア以外で使用される事はないという前提で作成していたので、合成皮など、劣化してしまう生地を使っていたそうです。



 内装の張替えは、グッチに持っていくか、送る事で修理をしてもらえます。(着払いではなく元払いです)  ただし・・値段は小さなバッグで2万円前後覚悟してください。大きさや、仕切りやポケットの大きさによっては、もっとかかります。他の修理もして頂けま すが、シェリー部分(ウエビングとも呼ばれ、赤と緑のライン部分)の補修は、同じシェリー部分が現存していないため、断られるケースが多いようです。
 
 ロココでも、当店でご購入のお品物に限って、修理やメンテナンスのご相談を受け賜っています。 どこよりも安く、丁寧に仕上げられると思いますので、ぜひお気軽にご相談くださいませ。 高円寺ロココ
 粉吹きは、状態によりますが、



(下の紺色は、合成皮の表面のインクのような染料がべったりと手に付着するベタベタな状態。上の白い部分がメンテナンス済み。綺麗には仕上がりませんが粉がほとんどなくなります)
 ベタ付きは、一度、塗れた布で丁寧にふき取って、ベビーパウダー(固形が尚良い)で叩いてみてください。 軽い程度だと、ベタ付きがなくなる場合もあります。

タグやロゴで見分ける方法

タグに関しては、長方形の皮タグの場合、裏に品番の刻印がなければ偽物です。 けれども、品番が打ってある偽物を見つけた事もありますし、古いグッチほど刻印がありません。 例えば、皮にグッチのマークを印刷して、ボンドで張ってあるだけのタグ・・ 他にも・・剥がれてしまったオールドグッチのタグ・・ タグに丸いパンチ穴が空いているのは、どうやらセール品、アウトレットの証拠のようです。決して偽物であるという意味ではありません。 当時のセール品や アウトレットだとしても、可愛くてスペシャルなデザインはいくらでもあります。

よく、判断基準として使われる、タグやマークで判断する方法ですが。

 本物の画像を並べてみます。



この、いわゆる「紙タグ」が付いていれば、神です!!
 なぜなら、この神タグ・・いえ、いえ、紙タグまでは、偽物では出回っていないものだからです。

そして、この長方形のタグの場合、革タグの裏には、シリアルナンバーが刻印されています。
このシリアルが付いていない商品は偽物である可能性が高いですが、付いていない本物もあります。




品には、絶対といっていいほど付いているロゴのタグですが、他にもこんな感じで沢山の種類が存在します。
 左から3番目の皮タグなど、ちょっと引っ張ると取れそうなほど、簡単に付いていますので、タグが全くないからといって偽物とは限りません。
逆に、偽物ほど、タグにはこだわっているので、シッカリと丁寧に張られていたりします。(ただ、微妙にロゴの形が違ったりするのですが・・苦笑)




 まだまだあり、画像では集めきれない程の種類のタグやマークが存在します。刻印には、シリアルがないロゴもありますので、シリアルだけでは判断ができません。
オールドグッチとは、創業1922年から1980年代までに製造されたお品を言いますが、この頃は、革製品に強いイタリーで主に製造されていたので、Maid inITALYが主流です。
 横文字もありますし、ゴシックもあります。革タグもありますし、刻印もあります。

止め具にも、こんなに多くの種類が・・


マークも、大きなGマークもあれば、小さいGGが付いている物も、、そして、ロングブーツのマークもあります。(希少)

    

そしてファスナーに何も刻印がありません。刻印がないという事は、オリジナルファスナー。革素材で出来た、珍しいGロゴ。そして、504番目に製造された、、という希少な品番。(今は、あまりに多くの製造番号であるため、長いのです)
 このバッグは戦争以前のグッチ創業初期(20~30年代の頃)のプレミア価値が高いレアな逸品です。→ ロココネットショップで買えます19800円

内装に関しては、これまでお話ししたり画像で紹介したように、綺麗であればあるほど、偽物の疑いがありますので、内装が汚いからといって、捨てないで下さいネ。ロココでは買取もしていますので。
 内装が汚い、という事はホンモノのヴィンテージ、オールドグッチには、よくある事なのです。

まだ、よく解りませんよね・・偽物か本物か・・
 だって、偽物は本物にソックリに作らないと、売れない為、、いつの時代でもイタチゴッコです。

そこで・・お客様から鑑定を依頼されて、偽物と判明した途端、、捨てていってしまった(苦笑)、偽物のオールドグッチの画像を公開します。
 ちなみに、偽物を売る事は当店では絶対にしませんので、ご安心くださいネ。

偽物と本物の比較



画像で見る限り、、形は、本物ソックリです・・ね。モノグラム部分にも、特別、変わった所もありません。

でもね。ホンモノとは違う色合いと風合いがあります。内部を見ると・・タグもロゴも全くありません。

逆に中が・・キレイすぎる・・


 インナーを取り替えると、こうなるのかな??とも思いましたが・・



ファスナー部分・・持ち手に、K&Kの刻印が・・
 基本、ファスナーには定評があったYKKという日本のブランドが使われていたので、K&K(偽物製造の王国だった韓国)はナイでしょう。グッチの偽物は韓国で作られていたので、自国のファスナーを使ってしまったのでしょうね。

でも。ファスナー部分も修理して、こうなってしまったのかな・・とも思いましたが、(それでも、YKKを使うと思いますが)



本物ソックリには見えますが、細部の縫製も荒く、特に、ベルトとサイド部分の皮部分の手触りが本物とは全く違い、偽物だと判断いたしました。

次に・・



さて・・上の 人気の2ウエイショルダー、、、1つが本物、1つが偽物ですが、解りますか? 本日、お客様から鑑定を依頼された商品に偽物が見つかりましたので承諾を得て、画像で公開します。
 たまたま、全く同じ型のバッグがありましたので比較してみます。

 

ロゴの比較です。
両方とも、本物には存在するロゴなので見分けられません。
 でも・・GGの長さが微妙に・・1ミリという単位ですが、違います。

裏の内装を見てみると、、左のネイビーの方は、生地が剥がれかかっています。。右のブラウンは皮製でシッカリしています。

 

でも・・タグが・・ 右は、ツルツル光った感じ・・で刻印が・・微妙に読めない・・

裏を見ると・・

 

ん??? 片方には、刻印が・・ない・・もう1つには・・この紙タグ・・

しかも。紙タグの裏には品番が・・


ココまでは偽物にはマネが出来ません・・

 

チャックも、YKKなのに対して、○の中に変なマークのチャック・・




よく見ると・・ネイビーの方は、止め具のホックが1つなのに、右のブラウンは両脇に2つ付いていて・・



画像では解りづらいのですが、シェリーラインの目地も粗く、縫製も少し雑で・・

そんな訳で、右のブラウンは偽物品としてお返ししました。
 ネイビーは内装をクリーニングの上、ネットショップにも出します。

他にも、色々な偽物が出回っています。 偽物だと騒ぎになれば、より精巧な本物に近い偽物が出回りますので、たくさんの種類の偽物が出回ってしまうので す。でも、偽物は、ブランドが、まさか、それほど内装に手を抜いているなどとは思わず、つい一般的にバッグで使われる素材を使って製造してしまったので しょうね。色目、風合い、見た目が同じであればいいのですから。

ただ、、私が偽物を見ていて感じた事は、やはり偽物は韓国で製造され、その最盛期が80年代でした。 だから、80年代に製造されていたグッチにコピー品が多いのは、その為でしょう。上の2点もそうです。
 古くて、内装もボロボロで、定番として出回っていない誰も買わない珍しい型、、それこそが本物かもしれません・・

 本物に触り慣れている人なら、簡単に見分けられてしまいますが、あまり触れた事がない方は、オークションなどで素人から購入するよりも、やはり専門店のGUCCIのような所で買った方が間違いないですよね。
 先日、大手の古着屋さんで、オールドグッチのニセモノを見つけてしまいました・・・安くて手頃な値段でしたので、もしかしたら・・悲しい事だけれど、売 れてしまったかもしれません。これからは、こういう偽物を見つけたら、店員さんにお知らせして、、、そして、画像に残して、ココにアップしていきたいと 思っています。 H23 秋 
これまでのRococoで取り扱ったオールドグッチの画像カタログです。
 遠方の方でも、ネットショップでご購入頂けます。

他コラム→ニセモノに騙されないために・・

http://www.celinejpsales.com/

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