乳がん日記

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乳がんの全摘か温存か

2010-11-30 20:01:02 | 日記

テレビ番組「24歳の私へ」の乳がんの女性が

二人とも全摘だったので、まだ二年前の話ですし、

日本ではやはり全摘が主流なのかと思いました。

 

でもやはり全摘の精神的なダメージはひどいです。

私は幸いなことに温存なので、あまり左右の違いが

なくて、傷口が薄くなったらお風呂でもどこでも平気な

気がしています。鏡で見てもショックは少ないです。

 

主治医に「アメリカでは今頃は温存が主流で、全摘は

聞いたことがないと」とアメリカへ留学していた知り合いの

医者が言っていたと伝えました。

 

主治医の答えは「日本は15年は遅れていると思う。

乳がんは全摘が当たり前の時代から、やっと温存が

増えてきた段階で、まだまだ全摘する医者が多い」

でした。事前に抗がん剤で小さくして温存という方法も

あるけれども、やはりある程度ガンが大きいと温存は

無理な場合もあるそうです。

 

そこで主治医が「アメリカ人は乳房が大きいので、

温存しやすいのかもしれない!」と言い出しました。

確かに大きなおっぱいからは沢山切っても影響は

少ないです。日本人のように乳房が小さいと、温存と

全摘の切除量の差が微妙ですね。


24歳の私へ

2010-11-29 12:44:54 | 日記

録画して「24歳の私へ」を見ました。

テレビ局のディレクターが24歳で乳がんの全摘手術をして、

自分がとても苦しんだので、がんを乗り越えて生き生きして

いる人たちを取材して、番組にしたものです。

 

同じように2年半前に乳がんで全摘をした31歳の歌手。

ディレクターと二人でお風呂に入りながら、「温泉、プール、

お風呂なんかは禁句だったね。こうやってノンビリ入るのは

初めて」と語っていたのが印象的でした。若くて全摘の人の

苦しみが伝わってきて、「将来万が一子どもを産んでも右側の

お乳でしかあげられない」と涙ぐまれてア・・・ア・・・です。

 

子育てが終わり、もう60歳になるときに乳がんになるのと、

若くて乳がんになるのでは本当に辛さが別物です。

頭では分かっていましたが、映像で見ると胸がいっぱいに

なりました。でも、抗がん剤も二年目の検診も乗り越えていき、

素敵な歌を歌っている姿は輝いていました。

 

ディレクターは24歳で落ち込んでいた自分が、この輝いて

いる人たちを知っていたら、少しは受け止め方が違っていたと

感じて、この番組を作ったそうです。ただのなぐさめではなく、

実際に同じ病を乗り越えた人の姿が一番の力になるのですね。

 

私は温存なので、あまり力になれないかもしれませんが、

それでも乳がんでもこんな元気な場合もあると、乳がんの

診断を受けて落ち込んでいる人にお伝えできたらと

思っています。元気です!


抗がん剤の副作用

2010-11-28 20:41:27 | 日記

友人は乳がんの再発です。3年間抗がん剤を飲んで、

2年間は副作用がまったくなかったそうです。でも

2年後に気管支をやられて、もう薬を止めたのに、

今でもせきがひどくて、気管支炎は治らないと

嘆いていました。それも辛いですね。

 

再発後は、再発したというのは飲んでいた抗がん剤が

効果がなかったことだと言われて、一年間ハーセプチンを

点滴で使ったそうです。それが終わったのですが、

副作用として鼻腔にポリープができて困っているそうです。

そして足にも乾燥したオデキのようなものができていると

言っていました。それも辛いです。


ホルモン剤の副作用

2010-11-27 21:43:23 | 日記

私が飲んでいるノルバデックスは子宮に副作用が出ます。

すでに下り物があったり、子宮が元気になった気がして

います。あまり元気になりすぎると子宮体がんにもなる

可能性が増えるわけです。

 

骨にもプラスの影響があると言われていますが、私の

場合は大腿骨骨頭壊死の持病があるので、骨への

影響がとても気になっています。

 

歯医者さんに確認したら、骨そしょうの薬はとても抜歯の

時に影響が出るそうです。治りが悪くなったりして大変だ

そうです。ノルバデックスはそこまでの心配はないそうです。

 

でも少し股関節の調子が悪くなってきたので、そろそろ

整形外科へ行って、飲んでいるホルモン剤のことなどを

相談しようと思います。

 

乳がんを切ってから三ヶ月が過ぎ、やっと他の病院へも

行く余裕が出てきました。普通にしているつもりでしたが、

やはり余裕が無かったのですね。行く気になって嬉しい!


周囲の反応

2010-11-26 17:01:52 | 日記

たまたま数人の知人から「大丈夫?」「元気?」と

聞かれる機会があり、「私はがん患者なんだ・・・」と

再確認しました。

 

日常生活はホルモン剤を毎日一日1錠飲んでいるだけで、

何も変わったことをしていません。それこそ世紀を

イエス・キリストの生まれる前のビフォークライストBCと

生まれてから後のアフタークライストACと表現する

ように、私の人生もビフォー乳がんBNとアフター乳がんAN

それとも英語でビフォーブレストキャンサーBBとアフターの

ABでしょうが、何も変わっていません。

 

それでも周囲は私をがん患者としてドキドキしながら

見守ってくれているようです。感謝ですね。

そう言えば私も知人のがんのことは、いつも「大丈夫かな・・・」と

再発が気になっています。そこが他の病気とがんの違いです。