アニメ大好き!

宮崎駿やガンダム、その他アニメについてのウンチク?

ビッカース・ウエリントン

2007-03-30 07:25:17 | Weblog
宮崎駿が描くとカッコイイのだが、実は
凡庸な爆撃機なのだ。

下の絵は、氏独特の解剖図。
見ているだけで楽しい



たとえば、1939年12月18日のヴィルヘルムスハーフェン爆撃では、
24機中 10機が撃墜され 3機が大破するという損害を出しています。

このため ウエリントン爆撃機は 夜間爆撃に転じ、そして 3大重爆撃機の
夜間爆撃へと バトンを繋ぐのです。

双発爆撃機の割りに、とんでもない 大型爆弾の使用も可能なのは、
やはりゲテモノのイギリス機らしい、ウエリントン爆撃機でもあります。

アブロ・ランカスター重爆撃機が 41発もドイツに投下した10t爆弾
“グランドスラム”には及びませんが、1941年4月1日に
ウエリントン爆撃機が エムデン爆撃で投下したのは
1.8トン爆弾“ブロックバスター”でした。

ウエリントン爆撃機の特徴は 大圏式構造と呼ばれる 金属の骨組みを
カゴ状に組上げて羽布を張るという独特な工法で、実はこれは量産には
向いているとは言えない。

とはいいながら、総生産機数は 11,461機!

ブラッカムの爆撃機、迫真!

2007-03-28 22:41:08 | Weblog
迫っていく、Ju88G夜間戦闘機は確実に
間合いを詰めていきます。

普通ならこのウエリントンは、Ju88の
垂直尾翼のバーの一本になるところ。

それでは話にはなりません。



この場合は、すぐそばにもう一機のウエリントンが
いたことで、危機が迫っていることを知らせるのです。

知らせを受けたウエリントンは、急機動を行い
射線が交差するのです。

そこからが、このミステリーの始まり始まり!

この先は、本を読んでください。

ブラッカムの爆撃機“表紙”

2007-03-27 07:56:31 | Weblog
紹介している“ブラッカムの爆撃機”だけど、
作者は「ロバート・ウェストール」という人。

この本には、2本の短編が収められている。

何といっても、この表紙が目を引くなあ!

宮崎ファンとしては、これだけでも買いっ!



どこか、ハウルの動く城を彷彿とさせるこの
表紙。

内容もとびきりだけど、この表紙と10枚以上の
宮崎マンガには魅力がいっぱい!

飛行機マニアにはたまらないのだ!

このタインマスというのは、そうとうな田舎の
ようだが、この名前には聞いた覚えが・・?

良く考えていたら、“インスマス”だった。

でもこれは、ラブクラフトの小説だから、
関係ない。
インスマスは恐怖小説やった・・

しかし、宮崎駿がラブクラフトの挿絵を描いたら
どうなるんだろう!?
それはそれで楽しみみたいな・・^^;

特に代表作“インスマスの影”など。

ブラッカムの爆撃機

2007-03-25 09:40:02 | Weblog
ウエリントンにJu88G型夜戦が忍び寄っていくシーン。

垂直尾翼は大型だし、液冷エンジンなのでG-6型かと
思われる。

また、シュラーゲムジーク(ジャズ)と呼ばれた
斜め銃も装備している。

1943年当時にこの型が存在したかどうかは不明だが
絵としてみれば、非常にいい感じ。


どんどん語ろうぜいっ!

2007-03-22 18:18:27 | Weblog
 宮崎アニメは最高!だけど、宮崎コミックも最高!

 特に最新作の“ブラッカラムの爆撃機”は凄いぞ!

 店頭で即買い!

 短編のミステリーなんだけど、何と出てくるのが
イギリス空軍の地味なビッカース・ウエリントンという
爆撃機。

 これは独特の機体構造で、軽くて丈夫だといわれたが
その後、同じような物が作られなかったところをみると、
それほどでもなかったらしい。

 この物語は1943年の夜間爆撃行でのできごと。
爆撃機を付け狙う、ドイツ空軍のJu88夜間戦闘機が
大きな役割を演じる(というより主役)

 宮崎駿の独特のタッチは冴えている!



 宮崎駿の手にかかると、非力な爆撃機が強そうに見えるから
不思議だねえ