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【受験記】第一級陸上特殊無線技士【一陸特】

2017-07-26 15:28:33 | 免許関連 (JQ2LJQ/WH0JA)

2年ブリの更新です。
来月、三十路を迎えます。
泣きそうです。

Twitterはちょいx2やってます(小声)
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第一級陸上特殊無線技士(一陸特)を仕事の都合で取得しましたので、簡単ではありますが受験記として記したいと思います。

『平成29年6月期(午後)』を名古屋(中産連ビル)で受験。

日本の国家試験を受けるのは12年(高校)ぶり。

すっかりオッサンになった頭を無理やり叩き起こし、挑みました。

 

【これから一陸特を受験される方へ】
この受験記は、試験直前の6日間しか勉強時間が確保できなかった『私なり』の受験記です。
いざ、試験会場へ出向くと分かる通り、受験者の9割以上は私達のように『会社から取れ!』と、イヤイヤ?社令で受験に来た業界人です。
業界人、特に携帯電話業界は残業が多く(笑)、勉強時間の確保が難しいのは当然です。
そんな狭き業界の「愛する仲間の皆様」のご参考になればと…涙。。。

 

【一陸特・国家試験の基本情報】

※のぞみ より。http://www.nozomi.pw/information/rikujoutokushu.htm

 

 それでは、免許証が届くまでの流れを①~⑦にわけ、サラッと書いていきます。

①【勉強時間】

某サイトによると、合格のために必要な一般的な勉強時間は…

『一陸特を余裕で合格できる勉強量を時間に換算すると約150時間』

『知識がなければ毎日1時間程度なら5~6ヶ月かかる』

とのこと。受験者の大半は社会人ですし、周りで取得された方の話を聞いても現実的にこんなもんでしょう。

しかし!私の場合、諸事情により試験の6日前からの勉強スタートでした。

 

②【勉強方法】

前記の通り、勉強時間は丸々6日間(1日2時間睡眠として最大で132時間、実際は100時間程度でした)しかありませんから、綿密でタイトなスケジュールを組むしかありませんでした。

・最初の3日間で参考書(300ページ以上)を完全丸暗記&付属の例題を完璧にする

 → 時間がないのでとにかく効率を最優先に、一回読んだことは一発で記憶する努力をし、何度も繰り返し繰り返し学習しました。

・残りの3日間で過去問10年分(法規/工学の計、約2,160問)を完全マスター

 → 過去問10年分を一通りを解き、不正解または苦手だった問題のみをピックアップし、『私の苦手問題集』として一冊にまとめ、試験開始ギリギリまでコレを徹底的に勉強しました。

 

◆参考にした参考書◆

※アフィリエイトではありません
一発合格! 第一級陸上特殊無線技士試験 テキスト&問題集 
著者:町田 友次 
http://amzn.asia/3wJkC70

※過去問は「一陸特 過去問」でググって出てきたのを使いました。
 解説(解答例)付きが欲しい方は、amazonで。

 

③【試験当日】

運良く試験は午後の部だったため、朝は早起きし、試験会場へ向かう電車の中でも『私の苦手問題集』を猛勉強!

試験会場に入ると案の定、同業者とみられる社会人だらけ。

そんな中、社会人に紛れた工業系の高校生(もちろんゴリゴリの男子)を発見!

席は自由なので、若いパワーにあやかろうと、神頼み的に迷わず高校生の近くの席へ着席っ!

(なにしてんだ俺わ!)と思いながら、試験官にテキストを片付けるよう言われるまで粘って復習。

▼試験開始ギリギリまで『私の苦手問題集』を猛勉強!

 - 試験スタート -

問題用紙(法規/無線工学)とマークシートが配布される。

問題用紙は自己採点用にお持ち帰りできるので、試験中、まずは問題用紙に丸を付けて行き、見直しが終わった後にマークシートへまとめてマークするようにしました。

神様はいるのか!?直前ギリギリまで粘って勉強した内容が、実際に試験に出る不思議!!

『運は努力の結果』とはよく言ったものだ。

▼試験会場

 

④【自己採点】

試験から4日後に日本無線協会のHPで発表された解答速報を基に自己採点。

結果、、、合格!!

法規:12問中、全問正解
工学:24問中、20問正解
(法規は8問以上、工学は15問以上で合格)

▼自己採点結果

 

⑤【合否通知が届く】

試験から3週間後、合否通知が届く。

結果がわかってても、開封はドキドキ!
 
なんとか、、、一発合格☆

▼合格通知

 

⑥【無線従事者免許申請を行う】

下記、総務省のサイトに従い、申請を行いました。

◆無線従事者免許申請書の様式(ダウンロード)
http://www.tele.soumu.go.jp/j/download/radioope/

 

⑦【免許証 到着】

申請より3週間後、従免到着! 

▼無線従事者免許証(第一級陸上特殊無線技士)

 

最後に…

【これから受験される方へのアドバイス】

当ページでは、

『6日間しか勉強時間が取れなかった、私の場合の受験記』

として記しましたが、勉強時間の確保ができる・できないにかかわらず、確実に合格するためには先にも書きました通り、最低限下記の3つの事をやらなければなりません。

毎回、必ず新問題が出ますし、過去問と同じような問題であっても表現の仕方が違ったり、引っ掛け問題が多く出ます。当然、計算問題は数字が変わります。

これらの試練に対する『耐性』を身につけるためにも、最低限下記の3つの事をやらなければならないのです。

よって、『参考書だけを勉強しても絶対に受からない』と思っておいた方が無難です。

①参考書を完璧に学習する。

②最低、10年分の過去問を解く。

③『私の苦手問題集』を作り、試験直前まで繰り返し勉強をする。

また、近年よく出題される新問題として、『MIMO』や『LTE(4G)』『WiMAX』などといった携帯電話業界関連の問題がちょくちょく出ます。

これらの新問題は、まだ参考書には載っていませんので、直近数年分の過去問をしっかりと勉強されることをオススメします。

厳しいようですが、頑張ってください。

皆様の合格を心からお祈り申し上げます。

 

さぁ、次は一陸技っと。


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