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RC DRIFT

西部警察事故はなぜ起こったのか

2004年08月23日 22時24分54秒 | 芸能
運転の未熟さが引き起こした不幸な事故を詳細に分析。


1)パワースライド区間A
500人以上ものロケ見学者を前にして、カッコよくタイヤスキール音を響かせ、かつエンジン音を轟かせようと考えた池田は、アクセルを強く踏み込みながらローギヤで発進。エンジン回転数を上げるために半クラぎみにスタートしたままステアリングを右に切り込みはじめる。クラッチが完全にミートされエンジントルクが一気に路面に伝えられ、LSDを装着(左右の駆動輪がスリップせず一時的に連結される)するタスカンのプアーな225/50-16タイヤは左方向にスライドを開始する。ドリフトコントロールなど全く経験のない池田は慌ててアクセルをオフしてB区間へ。

2)オツリ区間B
急激なパワースライドのために池田が意図しなくともクルマの基本特性(キャスター角による)により、A区間ではカウンターステア(コーナリング方向とは逆にステアリングを切り込んだ状態)状態となったためにアクセルオフで急激にリヤタイヤがグリップを回復したタスカンは左に曲がり出す。このような挙動をオツリと呼び、その際のクルマの迷走状態をタコ踊りという。

3)放心区間C
駐車場内をローギヤで走っている速度で、しかもアクセルオフによりスカイラインに接触した直後なので、タスカンの速度は徐行に等しい。スカイラインに接触した段階で即フルブレーキすれば、物損事故で済んだのである。ところが池田は見物人達に突っ込んでしまった。すなわちタスカンに何が起こっているのか全く理解不能だった彼は見物人に突っ込むまでブレーキを踏まねばならない事に気付かなかったのである
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