【ベスラン(ロシア北オセチア共和国)4日共同】特殊部隊が突入したロシア南部ベスランの学校人質事件で、北オセチア共和国の保健省当局者は4日未明(日本時間同日午前)、死者が200人を超えたことを明らかにした。最大で数百人に達する恐れがある。負傷者は子供259人を含む計704人。現地対策本部は3日深夜、最後まで子供を含む人質と学校に立てこもっていた一部の犯人の掃討を宣言、本格的な戦闘は終了した。
対策本部によると、チェチェン独立派とみられる犯人グループの27人を学校の内外で殺害、3人を拘束した。治安部隊側にも複数の犠牲者が出ていることを認めたが、人数は明らかにしていない。
当局はベスラン市内に潜伏しているとみられる4人前後の犯人の行方を追うとともに、さらにほかのメンバーが隠れていないかどうか、学校などの捜索を続けている。
対策本部によると、チェチェン独立派とみられる犯人グループの27人を学校の内外で殺害、3人を拘束した。治安部隊側にも複数の犠牲者が出ていることを認めたが、人数は明らかにしていない。
当局はベスラン市内に潜伏しているとみられる4人前後の犯人の行方を追うとともに、さらにほかのメンバーが隠れていないかどうか、学校などの捜索を続けている。
北オセチア共和国の保健当局者は同日未明、死者数が200人以上に達したことを明らかにした。タス通信などによると、これまでに259人の子供を含む負傷者704人が治療のため病院に収容されたことが確認された。100人近い子供が重傷との情報もある。
4日未明には小児科医や医療機器などを乗せたロシア非常事態省の緊急輸送機が現地に到着、当局は負傷者の治療に全力を挙げている。