FUYUのつれづれ日記

愛する日本の事や歴史、日々感じた事など。

百田尚樹さん

2013-08-18 14:27:24 | 百田 尚樹

今、百田さんのボックス!という小説を読んでいます。高校生のボクシングを通しての青春物語ですが、やはりおもしろい!

百田さんの文章は、平坦で非常にまっすぐ。ブレがなく迫力がありまして頭の中で映像化がすぐ出来ます。上下巻でまだ半分も読んでいませんがとても楽しみです^^

そんな百田さんのツイッターで、おとといから炎上がありました。百田さんが、特攻隊員の方々を尊敬していると書いたのが発端でしたか。2日間にかけて大炎上。私も反論しましたが、批判はおもに「特攻なんてテロと同じ、特攻隊員はただの犬死。もしくは馬鹿。それを賛美する百田さんは右傾化して軍隊大好き、戦争大好き人間だ。けしからん」

開いた口が塞がらないとはこの事です。まず、驚くのが百田さんの本を読んでいない。永遠の0なんて全く知らない。なのに人の言葉の単語だけ切り取り、大批判。

永遠の0を読めば、自国を守る為、愛する家族を守るために生きたい気持ちを押し殺し、苦しみ、亡くなっていった特攻隊員の方達を尊敬し感謝していて、特攻作戦およびそれを考えた日本海軍の幹部達を徹底的に批判、否定している事が嫌というほど判ります。

永遠の0は徹底した戦争拒否の物語ですね。

昨日のツイッターを見ていて思うことは、戦後GHQが左翼の連中を利用して、日本が二度と1つにまとまらぬ様、日本はとにかく戦争で悪い事をした酷い国だと、自国を愛することが出来ぬようにした戦後教育が効を奏したんだなと悔しいながら感じました。日の丸という国旗を掲げることすら悪だとまで洗脳された。一体世界中でどこの国が国旗を掲げるのを躊躇するでしょうか。明らかに異常な事です。

日本を守る為に、必死で頑張っていらっしゃる安倍総理を右翼だと批判する人達もそうです。洗脳されたフィルターで見ているから、真実に気が付けない。お花畑です。百田さんをバッシングする方達は特徴がありまして、反原発、反TPP、反アメリカ。左の人達なんですね。安倍総理なんて無論嫌いです(笑)要は本当に幼い人達です。百田さんへの批判にしても、まず論理が破綻していて、お話にならない。百田さんから返事があって、間違いだと指摘されると逆切れ。自分の間違いをけして謝らない。

特攻隊をテロだと百田さんに噛み付いた人も居ました。戦争の中で敵戦闘員を殺傷する事と、民間人を無差別に殺傷する事の違いすら理解が出来ていない。

戦後日教組がやった教育、いえ洗脳の罪は重いなあとつくづく感じました。

でも凄いのは百田さんです^^他の事ならともかく、特攻隊員の方々の名誉にかけて、譲れない無視出来ないとおっしゃり、本当にアホみたいな批判やバッシングする連中と2日間かけて戦っていました。もちろん他の大多数の方々は百田さん援護でしたのでホッとしましたが。

で、百田尚樹という人が本当に誠実で嘘のないお人柄だなあと思います。日本を心から愛している憂国の士ですね。一連のバッシングへの百田さんを見て、ますます好きになりました^^

下の動画は、そんな百田さんの人柄が良く判りますので、良かったら見てくださいね!



永遠の0

2013-08-08 23:53:13 | 百田 尚樹

はい一気に読みました!いやーもうね。本当に素晴らしい小説でした。学校の教科書に載せてほしいぐらいです。日本があの戦争でどう戦い、人々はどう生き抜いたのか、百田さんの愛情に満ち溢れた文章がぐいぐい胸に迫り、最後は涙が止らず・・・。特攻隊の事を書いていますから哀しく悲惨な場面が沢山出て来ますが、最後なんというか不思議な感動があるんです。
それは、あの時代の人々が、短い命を燃やし尽し必死で生抜いた事が、百田さんの迫力のある文章でリアルに伝わるからです。

当時の戦況などは、資料を基にキチンと歴史の真実を描いています。特にマスコミがこの戦争を誘導し、人々を洗脳し、ついには戦争になったと、元特攻隊の生き残りの方が語る場面。この新聞社はあからさまに朝日新聞だという事が分かりますね。

特攻隊は、はじめこそ成功した作戦でしたが、アメリカは馬鹿じゃありません。すぐに特攻が成功する確率は下って行きました。そうして、2000人以上の若者がただ、死んでいった。

日本軍は本当に人命軽視でした。あるとき特攻に出撃する直前、特攻隊隊員が、上官に質問しました。

「敵を爆撃したら、帰還しても良いでしょうか?」

「いや、死んでくれ」

これは実話です。兵隊達の命は戦艦や戦闘機より劣るものでした。代えはいくらでもきくと言われたそうです。

・・・それでも特攻をはじめ、現場で戦って下さった方々は、自分が死ぬことでこの国が家族が守れるならという想いで戦って下さいました。

天皇陛下の為に戦ったという兵士はいなかったと小説でも書いていますが、皆さん、家族や、国を守りたいという気持ちで戦った。それこそがリアルでまっとうな感情だと思いました。

私達が歴史で習ってきた「日本軍は悪人。悪い事ばかりして来た」というのは全くの大嘘です。勿論膨大な数の人間の集まりですから、個々には色々いるでしょう。日本軍の幹部連中はロクでもない人々ばかりだったのは間違いないです。

ですが、戦場で戦った兵士の方々は、ただただ「家族を守りたい。国を守りたい」という純粋な気持ちで皆さん戦いました。

特攻隊の皆さんの写真や映像を見ると皆さん笑っています。この小説はその心境になるまで、どれほど苦しみ、生きたい気持ちを押し殺したのかという事も書いてくれています。
特攻を断ることは出来ませんでした。志願などと言われていますが、それは表向き。軍の命令に逆らうことなど当時は出来なかった。

断ると、翌日特攻へ行かされた方もいたそうです。

私の祖父も戦争へ行きました。直接彼から戦争の話を聞くことは出来ませんでしたが。私達は、自分のご先祖があの悲惨な戦争をどう生き抜いたのか、真実を知らなければいけません。そしてけしてこの悲劇を忘れることがあってはならないと思います。私達日本人の繁栄は、沢山の方々の犠牲の上に成り立っていることを忘れないことが、ご供養になると思います。

この小説は真実を知る一端になると思います。ぜひ読んで欲しい小説ですね。そして今年12月に映画になります。百田さんはもう試写を観たそうで、傑作だと言ってました^^私も楽しみに待ちたいと思います。

本日は長崎の原爆慰霊の日ですね。この戦争で犠牲になられたすべての方々に心からのご冥福をお祈りいたします。


永遠の0予告動画↓

「生きて、必ず生きて帰る。妻の元へ、娘の元へ―。」

「娘に会うまでは死ねない、妻との約束を守るために」。そう言い続けた男は、なぜ自ら零戦に乗り命を落としたのか。終戦から60年目の夏、健太郎は死んだ祖父の生涯を調べていた。天才だが臆病者。想像と違う人物像に戸惑いつつも、1つの謎が浮かんでくるーー。記憶の断片が揃う時、明らかになる真実とは。









シアトル酋長の手紙

2013-08-04 22:52:12 | ネィティブアメリカン

ローンレンジャー本日2回目観て来た。やはりこの映画は感謝もせず人間の欲望だけで地球からの資源を奪いつくし、ついには地球の存続も危ないところまで傷つけた人間への警告の映画だった。

もちろんエンターティメントなので楽しめますが、きちんとメッセージが込められています。

ジョニー演じるトントはネィティブアメリカンですが、彼の頭に乗っているカラスは、たぶんワタリガラスでしょう。先住民にとって神聖な生き物です。ネィティブのワタリガラスの伝説は、世界を創造したと伝えられています。

「ワタリガラスが森を作り、人を始めとした生き物が住み着いたが、あるときに寒波が襲い、生き物は死に絶えそうになった。一計を案じたワタリガラスは、ワシに太陽まで飛んで行ってそのかけらを持ち帰ってほしいと頼んだ。ワシは承諾し、身を焦がしながらも火を持ち帰り、大地の様々な所に火を灯した。それが、生きとし生けるものの魂となった」

その他のバリエーションとしては、人々が暗闇の中で何も持たず暮らしているのを不憫(ふびん)に思ったワタリガラスが、「二枚貝の暗闇の中から誘い出す・神が隠した太陽を神の娘の子供としてカラス自身が娘に受胎し、神の孫となって神に頼んで太陽を開放する・天上界(空の家という表現)へ変装して忍び込み星と月と日を盗み出し、人々に開放する」といった各話に、「人々に暮らしや家を与える、作り方などを教える」といったものが付加される形で創世の神話がなっている。」「ウィキペディアより」


このように人間を導く役割がワタリガラスですね。映画の中でトント達ネィティブ達とその土地を略奪し先住民を虐殺した白人達をしっかり描いています。地球すべてのものに感謝を捧げ地球と共に生きていた先住民とおのれの欲望のみで地球から搾取する人間と・・・。これ以上書くとネタばれになるのでタイトル通りのシアトル酋長からの手紙を掲載します。アメリカのシアトルという地名は、ネィティブアメリカンのシアトル首長の名前そのものです。

1854年、アメリカの第14代大統領 フランクリン・ピアスは先住民の土地を買収。居留地を与えると申し出ました。1855年、首長シアトルは この条例に著名しましたが、居留地とは名ばかり。それまでの豊かな土地から不毛の土地へと強制移住させられたのです。そのときにシアトル首長が大統領へ語った言葉が以下のものですが、この言葉はいくつかあるようで、どれが本当なのか議論があるようですね。でもシアトル首長の言いたかった意味を汚す事はないので、いくつかのバージョンも受け入れられているようです。

この言葉は今、すべての人類が本気で考えなければいけない事だと思います。



空が金で買えるだろうか? と、酋長シアトルは話し始めた。

雨や風をひとりじめできるだろうか?



母は、わたしにこんな話をした。

この大地にあるものはみな、わたしたちにとって神聖です。

松の葉。砂浜。暗い森にたちこめる霧。

草地も、羽音をたてて飛んでいる虫たちも。

みんな、わたしたち一族の思い出のなかに、

神聖なものとしてあるのですよ。



父は、わたしにこういって聞かせた。

わたしは知っているよ、木々の幹を流れる樹液のことを、

血管を流れる自分の血のことを知っているようにな。

わたしらは大地の一部だし、大地はわたしらの一部なのだ。

いいにおいのするあの花たちは、わたしらの姉妹だ。

クマ、シカ、大ワシ、あれたちはわしらの兄弟だよ。

岩山の峰、草原、

ポニー ・・・ みんな、同じ家族なのだ。



遠い祖先たちの声は、わたしにこう語った。

小川や大川をきらめき流れていく水は、ただの水ではない、

おまえの祖父のまた祖父たちの血でもある。

すきとおった湖水のなかのおぼろげな面影は、

わが一族のいのちの営みの記憶をものがたる。

せせらぎの音は、おまえの祖母のまた祖母たちの声よ。

川はわれらの兄弟。川はわれらのかわきをいやす。

川はわれらのカヌーを運び、またわれらの子らを養う。

おまえも川にやさしくあれよ、

兄弟たちにやさしくあるのと同じように。



亡き祖父の声は、こう語った。

大気は貴い。大気はすべてのいのちを支え、魂を与えてくれる。

わたしに誕生のいぶきをおくってくれた風は、

臨終のといきもまた、受け取ってくれたのだ。

この大地と大気を、いつまでも神聖なものとして守るように、

草原の花々のかおりに満たされた風を、だれもが、

心ゆくまで味わいにいける場所として。

最後の肌赤き人たちが、荒野とともに消え、

かれらの思い出が、草原をよぎる雲の影にすぎなくなったとき、

浜辺や森が、それでもここにあるだろうか?

祖先たちは、わたしにこう告げた。

われらは知っている、大地はわれらのものでなく、われらが大地のものであることを。



亡き祖母の声は、こう語った。

おまえが教わってきたことを、おまえらの子らに教えなさい。

大地はわたしたちの母であることを。

大地にふりかかることはみな、大地の息子とむすめにも、

ふりかかるのだということを。



聞いていただきたい、わたしの声を、わたしの祖先たちの声を、

と、酋長シアトルはいった。

あなたがた白人の宿命は、わたしたちには測りがたい。

何が起きるだろうか、バッファローが殺しつくされたときに?

野生のウマがみな、かいならされてしまったときに?

何が起きるだろうか、森の秘密のすみずみまで、

人間のにおいで満たされてしまったときに?



豊かな丘のながめが、電話線でよごされてしまったときに?

しげみはどこに? 消えてしまった。

ワシはどこに? 飛び去ってしまった!

何が起きるだろうか、わたしたちが速足のポニーと狩りとに、

最後の別れを告げるときに?

それはいのちの終わりであり、そして生き残りの戦いの始まりなのだ。



わたしたちは知っている。

血が人をつなぐように、すべての存在は網のように結ばれあっていることを。

人は、このいのちの網を織りだすことはできない。

人はわずかに網のなかの一本の糸、だから、

いのちの網に対するどんな行為も、自分自身に対する行為となることを。

わたしたちは、この地を愛している。

生まれたばかりの赤ん坊が母の鼓動を愛するように。

わたしたちの土地を買い取られるならば、

わたしたちと同じに、この地を大切になされよ。

この地の秘める思い出を、心にとどめおかれよ、

この地を受け取られたならば。

あなたがたの子どものまた子どものために、

大地や大気や川を、いつくしみ守られるように、

そしてわたしたちが愛してきたと同じに、この地を愛されるように。