Joy of Roses Gardening Points

バラのお手入れのポイントを分かり易く解説します。

3月の手入れ

2011-02-28 | 今月のお手入れ
3月の手入れのポイント

1.鉢植えに芽だし肥料を!
2.病害虫の予防に薬剤散布を
3.芽欠き
4.鉢植えの水遣り

*肥料
 ・地植え:冬の元肥をまだ施していない人は、株元を深さ10cm位掘って、
  混合肥料(チッソ、リンサン、カリ)を合計で300gから400gほど、
  施してください。
  その際、土壌改良のために堆肥も施して土と混ぜます。
 ・鉢植え:置肥を月に一回のペースで、月初にやる習慣をつけると良いと思いす。
  肥料の種類が色々有るので、自分の使い易いものを選んでください。
  化学肥料、化成肥料等、鉢回りに埋め込むタイプや、ばら撒くタイプがありす。
     
  日清ガーデンメート「固形骨粉」2:12:7の大粒や中粒をお勧めします。
  液肥の効果的施し方は、先ず鉢に水をやってから、液肥をやると満遍なく
  肥料が行き渡ります。
  雨上がりの後などは、液肥やりにはもってこいのチャンスですね。
     
 ・固形肥料の埋め込むタイプの場合、料の目途は次の通りです。
    10号、中粒なら10~12個、大粒なら7~8
     8号、中粒なら8~10、   大粒なら5~6
     5号 中粒なら4~5、(小さい鉢には中粒が良い)
    
*水遣り
  鉢植えは、お彼岸の頃、葉が展開して来ると蒸散が活発になってきます。
  水切れにならないように気を付けて下さい。やり過ぎにならないように!

*薬剤散布(化学薬剤を使う場合)
  お彼岸前後から10日に一度を目安に散布します。
  最初は新芽なので、1,000倍液をサットとかけるように散布します。
 (薬害を起こさないため)。サット掛けるのは2回目位までです。
      殺虫ーーーオルトラン
      殺菌ーーーダコニール(黒点予防)
      展着剤ーーグラミンS、マイリノー、ダイン等色々有ります。
  雨が降った時の展着率は、ダイン以外のものの方が、可也良いようです。
  展着率が高い方が、薬を撒く頻度を抑えられるので、研究して下さい。

  私は、農協で買った、アプローチB1を使っています。

 ・石灰硫黄合剤が、入手しずらくなって来ました。
  予防的薬剤散布として、スミチオン、ダコニール、サプロールの混合液
  1,000倍より濃い目に、お彼岸前までに2度施すのも良いかと思います。
      
            
*芽かき
  元気な枝からは、一箇所から、新芽が2個無いし3個出てきます。
  養分を一本に集中させるため芽を欠きます。
  基本的には、元気の良さそうな芽を残しますが、
  伸びて欲しい方向を見極めるのも選択肢の一つです。
  余り早く芽をかいてしまうと、寒さにやられるリスクが有るので、
  そのことも頭に入れながら、且つ早めにかくようにします。

 *今月の手入れを確りやると、5月に元気な花が沢山咲いてくれますよ!


2月の手入れ

2011-02-01 | 今月のお手入れ
2月の手入れのポイント

1.ブッシュタイプ (木立性)の剪定
2.シュラブ、つる、ランブラーの剪定、誘引を仕上げる
3.施肥
4.予防的薬剤散布

*ブッシュの剪定
・2月中旬から3月初旬にする。
・強剪定。短くしすぎた位が良い。
・剪定は、赤く膨らんだ外芽がある7mm上くらいの所。
・横張り性の苗の剪定は、内芽が良い。
・剪定後の開花ですが、地植えは、鉢植えより、3,4日遅くなる。

*シュラブ、つる、ランブラー
・剪定、誘引が終わってない人は、芽が膨らまない内に早めに済ませます。

*融合剤の塗布
・剪定後の切り口に、消毒と融合を良くするためにトップジンMを塗ることをお勧めします。

*施肥
・地植えに施肥を未だしてなかった人は、株周りを浅めに掘って施す。
・鉢植えには、剪定が済んだら、置き肥をします。

*予防的薬剤散布
・剪定が済んだら、病原菌や害虫の卵を撲滅しておきましょう。
・従来は石灰硫黄合剤が最も効果がある薬剤でしたが、製造中止になりました。
 その替わりにサプロール、スミチオンの混合液を強め(500倍)にして、
 新芽が出る前に、2回位散布すると良いでしょう。

 バラ育ての大切なポイントは、枝の更新が上手く出来るかどうかです。
 バラに適した土作り、剪定、施肥、太陽、風当たり、病害虫の予防等、
 シュートが出るよう環境整備に気を配りましょう。