chosen sevenの戦略ミスについて

　ＣＨＯＳＥＮ　ＳＥＶＥＮは、ＹＵＩの体調不良等の理由により考えられたとの推論がなされています。それもあるのかもしれませんが、もしかすると、３人のＢＡＢＹＭＥＴＡＬの限界をアミューズなりＫＯＢＡなりが感じていたと言う事なのかもしれないと思うのです。去年の株主総会で、２０１８年の４月から、本格的に活動しますという回答があったと思うのですが、その頃から考えられていたのでは無いかと思うのです。元来ＢＡＢＹＭＥＴＡＬは、アミューズいとってはメインストリームではなかったので、ＫＯＢＡが全権を握ることが出来たのだと思います。しかし２０１４年の海外進出以降、アミューズの収益の柱の一つになって来たと思うのです。売上だけでも、２０億円くらいは予算として組み込まれてしまったのでは無いかと。ＫＡＢＡは恐らくそこそこのプロジェクトで自由にしたいと思っていたのでは無いかと思うのですが、アミューズからのプレッシャーが強くなってしまったという事なのかもしれません。その最たるものが、東京ドームであったのかもしれません。あの、ドームで、１２局、１３局の被りなしなんて暴挙に出たのですから。普通は、不平不満の嵐だと思うのです。しかし、ファンは納得してしまった。感動してしまったのです。
　基本的に、ＳＵさんが歌えばどんな状況でも、何とかなります。その事にＫＯＢＡは気づいてなかったのかもしれません。本来、ドームで叩かれてまた、ＺＥＰクラスに戻る予定だったのかもしれません。しかし、レッチリのサポートをやって考えが変わったのかもしれません。大きい箱もやり方次第では何とかなるのでは無いかと。ＫＯＢＡにとっては、ウェンブリーは黒歴史だったのでは無いかと思っています。あれは、当初２ＤＡＹＳだったのでは無いかと思っています。1日目がソールドしたら追加で２日目と。しかし、売れなった。ここいらが、限界だったのでは無いかと考えたのでは無いかと思います。しかし、レッチリクラスだと、全世界で、２万クラスの箱をツアー出来るのです。何が違うのか？そこで、ＫＯＢＡはＢＡＢＹＭＥＴＡＬをメタルから変えようと思ったのでは無いかと思います。直ぐにヒップホップは無理なので、ロックくらいからと。メンバーのロリ感も無類な年齢になってきたので、エンターティンメントをもっと増やそうと。
　丁度、ＹＵＩが活動出来ないから丁度いいかなくらいの感覚で、イメチェンをしてみようと。その事によりＢＡＢＹＭＥＴＡＬの最も重要なコアーなファン層を失う可能性も考えてはいたと思います。確かに、今の状況は良いと思います。だから、ＳＵさんが歌えば大体は何とかなります。その上で２人のダンサーがいい感じで雰囲気を出しています。ダンスのレベルも格段にＵＰしているようです。しかし、前年ながら、ＢＡＢＹＭＥＴＡＬでは無くなってしまい、結果的には、強力なサポーターを失う事になりました。新しいファン層は２０００人のライブではそんなに増えないでしょう。つまり、この代償は大きかったと思います。しかし、アミューズなりＫＯＢＡなりはもう意地になっているのかも、しれません。いつかは理解してくれるだろうと。ただ、コア層が消えたらそれはもう無理です。新しいシングルも全く売れませんでした。今回のライブで更に２曲新曲を大ましたが、反応は当然いまいちです。もう、新アルバムでビルボード上位なんて無理でしょう。
　では、ＢＡＢＹＭＥＴＡＬは終わるのか？アメリカやヨーロッパでは終わると思います。中々復活の道を探るのは難しいのでは無いかと思います。一度失われた信頼は、復活しません。その中で、どんなに良い局を出しても理解されるとは思えないのです。また、３人に復活すれば、４人体制のエンターティンメントを感じたファン層からは物足りなさを感じるようになると思うのです。
　この失敗の代償は高くついたようです。普通に３人でやっていれば、ＹＵＩがもしダメならその間休んで、ソロ活動したらよかったのにと思います。復活した時には、大喝采で向き入れられたと思います。ともあれ、アミューズがＫＯＢＡがこの失敗に気づいた時（本当はもう気づいているはず、それでも意地になっているのは？アミューズＴＯＰなのか？それともＫＯＢＡなのか？）には、ＢＡＢＹＭＥＴＡＬの解散ツアーしか無くなるのでは無いかと思っています。２０１９年かな？
　自分は、ＢＡＢＹＭＥＴＡＬは大好きです、しかし、それ以上にＳＵさんが好きなので、ソロで或いは他のバンドのヘルプで、アニソンで活躍していただければそれで十分幸せではあります。でも、こんな宝物をもらったのに残念ではありますね。