「女子バレーに28年ぶりの銅メダルをもたらした…」と紹介されることが
多いそうですが、28年前のロサンゼルスはソ連やキューバなど東側諸国が
ボイコットした五輪だったため、実質モントリオールの金メダル以来36年
ぶりのメダルとも言えるということでした。実際にその通りなのですが、
「そういうことをいうと、〇〇とかが怒るんです」と言いながら、笑いを
とって会場の空気をグッとつかんでおられました。
さて、2つ目は『監督はモチベーター』という話。
褒めるタイミング、怒るタイミング、また、その場所には気をつけている
ということ、さらに場合によってはメディアを利用することもあるそうです。
そして、最大のモチベーションアップの秘密は、モチベーションビデオです。
重要な試合前にはモチベーションビデオをコーチと一緒に制作し、前日に
監督、選手、コーチやスタッフ全員で見るそうです。
講演会で実際にいくつか見せていただきましたが、翌日の対戦相手に有効な
攻撃や守備のキーワードや選手たちの活躍のようすを動画と写真を交えて
ドキュメンタリーっぽく仕上げています。メッセージ性の強い曲を流しながら、
最後に眞鍋監督のメッセージもありました。先日のグラチャンでは、最後の
ブラジル戦前日のビデオの曲は『ツヨク想う』でした。
このビデオを見るときは、できるだけ狭い部屋で、暗くして、音量を大きく
するそうですが、こうすることでビデオに没頭しやすくなるということです。
そんなことですから、もう全員が号泣。そして、強い気持ちをもって翌日の
試合に臨むということです。
このビデオは監督とコーチだけでつくっているらしいのですが、完成度が
素晴らしく、この日の講演会で流しただけでも会場で泣いている人がいた
ぐらいです。
そのほか、敵と味方をハッキリさせることで団結力を高めたり、客観的な
データを用いて選手の自信をつけたり、さまざま取り組んでおられると
いうことでした。
しかし、女性の心の扉を開けるのは難しく、試行錯誤の連続だそうです。
男子と違って「ツラいんです」と何度もおっしゃってました。
輝かしい戦績の陰には、苦労もたくさんあるのですね。
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