アトリエ・レイジ

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まったり更新

カシミヤ

2010-07-08 01:05:23 | 雑記
先日・・
某SNSで知り合った絵描きの個展に行ってきた

予定の時間より早くついたので、時間をかけてゆっくりと彼の作品を見ていた

原色と濁色の中で大きくうねり
そして小刻みに震え
囁くように所在を伝える大小の切り取られた場面

この感じ・・懐かしい

彼の到着を待ちながら
様々な視野で自分の心に投影する




そしてふと思った

「才能」
誰もがその言葉を口にする

「努力」「感受性」「表現力」「独創性」
付随するのはそんなとこだろうか・・

でも・・
彼にはそのどれもが当てはまらない


どんなに素晴らしい世界を創造しても
誰も認めなかったらそれは凡庸になる

彼はなまなかには認められないだろう

それでも
俺は彼が描き続ける事に
なんの疑問も感じなかった



今・・彼の作品の数々を思い出してる
それを描いてる彼を想像している

個展会場での
彼の姿を・・
表情を・・
言葉を・・
思い出している

あの素晴らしい空気感

「純粋芸術」

そんな言葉が・・ふと頭をよぎった

くだらない質問

2010-07-08 00:18:05 | 雑記
「なんで描いてるの?」
ってよく聞かれる

別に・・描きたいから描いてるだけ

「なんで描かないの?」
ってたまに聞かれる

別に・・描きたくないから描かないだけ

これでメシ食ってるわけじゃないから好き勝手にやってる


誹謗中傷も苦にはならないし誇張された賛美で舞い上がることもない

ただ・・やりたいようにやってるだけ



「なんで絵描きにならなかったの?」
ならなかったんじゃなくてなれなかったんです

「なんでなれなかったの?」
描きたいようにしか描けないからです

それ以上でもそれ以下でもなく

これから先もずっとそんな感じ

それでいいと思ってる

描くこと自体はそれほど重要でもない

2010-06-20 15:59:15 | 雑記
描かないなら描かないで
別の何かで代用できる

腹の中のわだかまりを
吐き出すための手段にしか過ぎない

だから・・
他の何かで代用はできる



ただし

それは普通に生活していたら・・だ


今以上の何かを求め始めた時

無性にキャンバスが恋しくなる



この胸の内で詠うものを

この腹の底で唸るものを

表に解放しなければ夜も眠れない



描かないなら描かないで
別の何かで代用はできる


ただ・・

「代用は所詮は代用」

満足には至らないって訳だ